相変わらず一度読み終わったらすぐ主人公の顔も思い出せなくなるくらい見た目の印象の薄いキャラなんですが、Wの庭園の主人公は性格のクセが強めでした。なのでちょっとついていけないところもありつつも、誰にでも心の拠り所が必要であるというメッセージはよかったです。 今まで読んだものの中では、いちばん心温まるラストだった気がします。 もう一個載っている「マーブルピンク」は簡単にいうと主人公が初恋をする話なんですが、これはもう作家性なんだろうと思いますけど、ただの初恋をただでは済ませずに描かないといられないという感じ。でも別に非現実的というわけでもないので、このくらいに情熱を持った初恋だってきっと存在するだろうと思えます。
主要キャラクターは主に10代の子どもですが、わかりやすく幼稚でガキっぽいキャラは出てきません。 いわゆる子どもと大人の狭間で揺れ動くセンシティブな心を持った人々が描かれています。 こういう漫画を読むととくに、自分がキャラクターと同世代だったときに出会えていたら良かったなと思います。大人になって読むのと感想がどう変わるのか比べてみたい。 でもそれは一生叶わない。悲しい。 このかっこいいタイトルの意味は最後に回収されますが、学校という場所の特殊さを表したとても面白い言葉だと思います。
この記事を偶然見かけて、全く名前も聞いたこと無い作家さんだったのですぐに電子で買って読んでみました。 https://book.asahi.com/article/14331699 これを10代の時にいいと思って読んでいたなら、この記事の筆者のように今でも手放せないものになるだろうなと思います。私も紙で買い直そうと思ったくらい気に入った一冊です。 本作は12本の読切が載っている短編集。 全部の話に言及するのは難しいのですが、もれなく、すべて、素晴らしいお話でした。 すべての話を読んで共通したのは こういう感情、経験はあるけど漫画で描くんだ! という驚きでした。 あと、どの登場人物もいわゆるそこら辺にいそう、というか漫画的に印象に残るキャラ付けのようおなものがほぼない。それも理由はわからないけどすごいなと思いました。 この作者さんの出してる漫画、全部読もうと決めました。
相変わらず一度読み終わったらすぐ主人公の顔も思い出せなくなるくらい見た目の印象の薄いキャラなんですが、Wの庭園の主人公は性格のクセが強めでした。なのでちょっとついていけないところもありつつも、誰にでも心の拠り所が必要であるというメッセージはよかったです。 今まで読んだものの中では、いちばん心温まるラストだった気がします。 もう一個載っている「マーブルピンク」は簡単にいうと主人公が初恋をする話なんですが、これはもう作家性なんだろうと思いますけど、ただの初恋をただでは済ませずに描かないといられないという感じ。でも別に非現実的というわけでもないので、このくらいに情熱を持った初恋だってきっと存在するだろうと思えます。