亡国パロの王族・リンダとレムスの双子の姉弟は、逃走先のルードの森で追っ手のモンゴール兵に捕えられる。双子が絶望に落とされたその時、目の前にたくましい豹頭の男が現れ…。『マトゥルスの血族』、『魔術師オーフェン』の沢田一が、大長編ヒロイック・ファンタジー正編を初のコミック化!表紙イラストは小説版初代イラストレーター・加藤直之が入魂の描き下ろし!!
アキレウス帝は、盲目の青年侯爵ロベルトに、プラトニックな想いを募らせていた。呼びさえすれば、すぐさま自分のものになるだろう――しかし、踏み切れないまま十年の歳月が流れた。ところが、ロベルトが輪姦され、その身を男たちに汚されてしまい・・・・・・!? 著者が遺した、ボーイズラブ版グイン・サーガ『眠り姫の夜』(原題)をマンガ化した第一弾。ロベルトの独白を描いた番外編も収録。
「少年派宣言」から『元禄無頼』まで……、ボーイズラブの聖典「JUNE」に刻まれた栗本薫の軌跡!中島梓のみならず、竹宮惠子、木原敏江、青池保子、大島弓子など、絢爛たる才能を集めて創刊された、ボーイズラブのバイブル的雑誌「JUNE」。著者が同誌に発表した小説のうち、『元禄無頼』、『元禄心中記』、『蝦蟇/蜥蜴』、『恋ヶ淵心中』、『逃げ水』などの時代物を収録。さらにエッセイ「少年派宣言」、「花の美赤児学入門」、別名義・円城寺麗花で発表した詩「黄昏詞歌館」に加え、榊原姿保美(現・榊原史保美)、森内景生、江森備などJUNE作家との座談会、「JUNE」の当時の編集長・佐川俊彦氏による回想エッセイなど、「JUNE」の魅力を丸ごと凝縮した貴重なラインアップ。このほか、盟友・木原敏江を語り尽くした「木原敏江論」、高校時代の文芸部部誌に発表した「ぬくもり」を収めた『接吻――栗本薫十代短編集』など、栗本薫・中島梓の耽美な世界を集大成した。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も大好評連載中。今回は栗本薫と歌舞伎の、初めての出会い!※この作品の容量は、28.0MB(校正データ時の数値)です。※この作品にはカラー写真が含まれます。
「JUNE」史上最高の人気作を上下2巻で完全収録! 二葉と竜一、傷だらけの2人から目が離せない!中島梓が雑誌「JUNE」で連載していた「小説道場」で、「学園もの」の作品の手本として第1話が掲載された『終わりのないラブソング』。発表されるや大きな反響を呼び、やがて同誌にて連載が始まった人気作を、上下2巻で完全収録する。上巻にあたる【終わりのないラブソングI】では、文庫本の1~5巻を収録。目玉は、「JUNE」誌で使用した栗本薫の5つの変名のうち、ジュスティーヌ・セリエ名義の4作とアラン・ラトクリフ名義の1作、計短編5作を復刻。いずれも入手困難な貴重な作品ばかり。作者や翻訳者のプロフィールまで作り込み、名義ごとに作風やテーマも自在に変えていた栗本の豊かな才能に驚嘆せずにいられないだろう。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」(連載)、実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(初公開)も、大好評連載中。栗本薫のおしゃまぶりに悶絶必至!※この作品にはカラー写真が含まれます。
「猫の年、青の月、サイロンを襲った黒死病の猛威は一気に全土を覆いつくした――」。豹頭王グインが治める大国ケイロニアの都サイロン。だが繁栄を謳歌していたはずの都の民たちは黒死病への恐怖に我を失い「患部に人の生き血をかければ病が癒える」という血なまぐさい民間療法に頼って親が子を殺すような地獄絵図が繰り広げられていた。災厄を払うべく魔導師や魔術師たちの集まる『まじない小路』に旧知の魔導師イェライシャを探しに行ったグインだが…。青の月の最後の日…六百年に一度という星々の配置により星の力が集まる日、強大な力を求める黒魔導師たちに狙われたサイロニアとグイン…。そしてその魔の手は、王女シルヴィアにも伸びていた――。栗本薫の大河ヒロイック・ファンタジー小説『グイン・サーガ』シリーズの外伝第1巻『七人の魔道師』をコミカライズした、剣と魔法の本格ヒロイック・ファンタジーコミック!
天才サックスプレイヤー・矢代俊一は、若きドラマー・勝又英二に出会う。激しすぎる英二の愛を、過去のトラウマから受け入れられないでいたが、次第に彼のドラムとセックスにひかれはじめ──。
パロスは富に栄えた豊かな王国。男まさりの美しい王女エルミニアは父王から結婚を命じられるが、エルミニアが愛したのは、身分差のある貧しい少女フィオナだった…!作家・栗本薫のロマンスあふれるストーリーと、いがらしゆみこのゴージャスで繊細な作画で描かれた超人気作品!
人気推理小説・伊集院大介シリーズが、原作者・栗本薫自身が選んだ漫画家・まんだ林檎の手でついにコミック化!名門女子高・桜花学園に通う高校生・森カオル。のちに伊集院大介の名助手となる彼女が、教育実習生だった若き伊集院と出会う最初の物語。平和なはずの学園内で密室殺人事件が起こり…。
栗本薫の本格ミステリ『鬼面の研究』が、まんだ林檎の手でコミカライズ!伊集院大介と森カオルは、テレビ番組の取材で山奥にある閉鎖的な集落「鬼家荘」を訪れることに。村と外界を結ぶのはたった一本の吊り橋。吊り橋が切断された音で目を覚ました大介は、番組のADが崖から突き落とされて死んでいるのを発見する。連続殺人の幕開けであった…。