あなたも誰かに狙われている――!? 私が越してきたその街は、下町の風情の残るアットホームな場所だった。まるで街全体がひとつの家族のような…。けれど、厚意は徐々にエスカレートしていって――。持ち込まれる怪事件の数々、便利屋「飛猫」が解決します。都会の片隅に潜む恐怖を描くホラーサスペンス!!
女の情念が恐怖に変わる――。その家の嫁になった者は、若くして次々と奇怪な死を遂げる。それは先祖代々祀られてきた水神さまの祟りか、それとも死んだ花嫁の怨念なのか…。次に祟られるのは次男の婚約者の私!? 名家に伝わるショッキング・ホラー…表題作『水神忌』他、全6編の恐怖があなたを襲う!
淫靡な雌の匂いをほのかな香水の匂いに隠し、視力を失った夫の前で他の男に抱かれる――。横たわる夫の身体から立ち昇るのは、まぎれもない死の匂い。そしてもう一つ、邪悪な<殺しの匂い>……。
梨田家に次々と襲いかかる悪霊たち…。パパの天然浄霊は、愛する家族を守り救われぬ霊魂を鎮めることができるのか――!?
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 高校1年生の彩は、近くの公園で眼帯を付けた不思議な少女と出会った。初めて会ったはずなのに、なぜか頻繁に見たことがある気がする…。考え込む彩の目の前で少女は消えてしまった。それから彩の右目が時々痛むようになる。大きな病院で見てもらっても病因は分からなかった。そんな時、たまたまた出会ったおじさんから「その痛みは病院では治らない。一刻も早くここを訪ねなさい」と、とある住所が書かれた紙をもらう。行くかどうか迷う彩。そこには、彩の運命を変える大きな出来事が待っていた。果たして、彩はそこに向かうのか、それとも…。表題作「闇からの誘い」他、合計5作品を収録。<目次> ・闇からの誘(さそ)い ・かごめかごめ ・幽霊ごっこ ・204号室の足音 ・闇に消えた花嫁 初出:週刊少女フレンド(講談社)1983年12号、ハローフレンド(講談社)1982年3月号、1983年4・5月号、1982年6月号、9月号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! カオルは大学合格を目指している受験生の弟・孝助と仲が悪かった。両親不在の日、親友・久美を誘って自宅でビデオ鑑賞会を開いたカオル。そして、見るのは近くのレンタルビデオ店のイケメン大学生・仲尾がオススメしたビデオ。だが、その映画には小さな子供の霊が映っていたのだ。それからカオルのまわりで不思議なことが起きるようになる。まず、孝助の性格の変化。そして、久美が突然失踪しまったのだ。久美の身を案じたカオルは、仲尾とともに久美の行方を捜すべく、怪しい洋館に乗り込む。そこには謎の地下室があった。果たして、その地下室では、何が起きるのか…? 表題作「死霊のうめき」他、「緑泥夢ー悪夢の棲む森ー」を収録。<目次> ・死霊のうめき ・緑泥夢(りょくでいむ)ー悪夢の棲む森ー 初出:週刊少女フレンド(講談社)1990年1月15日増刊号、4月1日増刊号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 女子高生・山瀬恵理は、渋谷のアンティークショップでかわいい宝石箱を購入した。その宝石箱には中国製のやせ薬が入っていたのだ。どうしてもダイエットしたいと思っていた恵理は、好奇心からその薬を飲んでしまう。それからというもの、食べ物がすべて異様な外見に見え、恵理は何も食べられなくなってしまった。このままでは、餓死して死んでしまう。そう思っていた矢先、その宝石箱をアンティークショップに売った男性が恵理を訪ねてくる。果たして、その男性の目的は…!? そして、この薬にまつわる真実とは一体…!! 表題作「秘薬」他、合計5作品を収録。<目次> ・眠れる森の… ・野辺送り ・手つなぎおに ・ダーク アングル ・秘薬 初出:ハローフレンド(講談社)1987年6月号、8月号、週刊少女フレンド(講談社)1987年18号、ハローフレンド(講談社)1987年12月号、週刊少女フレンド(講談社)1988年1月5日特別増刊号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 東京育ちの中学2年生・晴代は、夏休みに母親の実家に帰省した。そこには、具合が良くない祖母がいた。その祖母から「生暖かい風が吹く日は、海難事故が起き、何百人も亡くなり、その後、海から謎のモノが上陸してくる」と告げられる。この話で怖くなった晴代は祖母と二人きりになるのが怖くなり、昔よく遊んだ従妹のマキ子や、勝たちと外で遊ぶようになる。そして、イケメンになった勝は、晴代が気になり優しい言葉をかけて来た。だが、これを面白く思ってないのがマキ子。実は勝の事が前から好きだったのだ。なんとか、二人の仲を裂きたいと思ったマキ子は、ことあるごとに晴代に嫌がらせをするのだった。その嫌がらせの最中、謎の生き物に水中に引きずり込まれるマキ子。そして、それら謎の生物は、晴代と勝をも襲って来た。果たして、晴代たちは助かるのか……? 表題作「魔の風が吹く」他、「夜の底からやってくる」を収録。<目次> ・魔の風が吹く ・夜の底からやってくる 初出:週刊少女フレンド(講談社)1989年8月15日増刊号、3月10日増刊号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 予備校生・上原曜子は、息抜きのため、いつも駅前の喫茶店・コガを利用していた。そして、このお店にはもう一人の常連客がいた。それは長髪で清楚な若い女性。彼女はいつも一人で誰かを待っているようだった。だが、マスターに彼女の話を聞くと、そんな女性はいないという。曜子にしか見えないその女性の正体とは一体…!? そのほか「霊感体験レポート」が2話、読切「死後の通信」「白い闇の恐怖」を収録。<目次> ・霊感体験レポート ファイル1ーねじれた風景 ・霊感体験レポート ファイル2ー孤独な転校生 ・霊感体験レポート ファイル3ー自殺者の叫び ・死後の通信 ・白い闇の恐怖 初出:週刊少女フレンド(講談社)1984年16号、17号、18号、ハローフレンド(講談社)1984年12月号、週刊少女フレンド(講談社)1985年5・6号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 往年の名女優・松原冨士江も人気に陰りが出てきた。そこで、愛人であり映画監督の今井と組んで、大ヒット映画を作ろうとする。映画のタイトルは「神隠し」。実際に神隠しが起こった地をロケ現場にし、撮影が行われた。そして、もう一人のヒロインが若手女優で勝気の小泉千秋。だが、撮影は奇妙なことばかり起こり、スタッフのまわりでも不安が募っていく。そんな中、冨士江がいなくなった。当初は、本当に神隠しにあったと思っていたスタッフたちだったが、今井監督と千秋が仕組んだことだとわかる。だが、事件はそれだけでは終わらなかった。本当に悪霊を呼び寄せてしまったのだ。果たして、みんなは生還できるのか? そして、悪霊を退散させることはできるのか? 表題作「神隠し」、そして「炎の迷宮」の2作品を収録。<目次> ・神隠し ・炎の迷宮 初出:週刊少女フレンド(講談社)1988年17号、1988年9月1日増刊号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作サスペンス作品! “飛猫(とびねこ)”は、便利屋さん。クライアントの要望で、掃除洗濯から犬の散歩までなんでもこなす。ここで働く近田 一(ちかだはじめ)は今日も数々の依頼をこなしていた。北原邸の前にいつも犬の糞が棄てられる。その犯人を突き止め、注意をするのが今回の仕事。近田はさっそく、ビデオカメラを仕込み、北原邸の玄関を見張る。そこに犬を三匹飼う不審な男・下嶋が通りかかる。残念ながら犬の糞を捨てなかったが怪しいと睨んで下嶋に注意をする近田。これで一件落着かと思いきや、行為はエスカレートするばかり。さらに、北原邸の跡取り息子・マコト君まで行方不明になり…。<目次> ・変わり身 ・嫌がらせ ・ぼくの部屋 ・悪夢の果て ・追いかけっこ ・標的 初出:エル・グリーンアローコミックス(グリーンアロー出版社)2008年8月23日発行
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る恐怖の特選短編集、その1! 広い屋敷で兄妹二人暮らししている隆一と千晶。そして、千晶にはフィアンセがいた。それは隆一の大学時代の同級生で商社マンの基彦だった。だが、基彦は仕事でアメリカに行っている。そんな基彦を想い、千晶は毎日のように手紙を書くのだった。そして、隆一は自宅内のアトリエで千晶をモデルにいつも肖像画を描いていた。そんな二人の元に新しい家政婦がやってきた。村岡エリと名乗るその家政婦はガサツでなんでもズケズケとしゃべり千晶の心を逆なでする女だった。それでも、居なくなっては家事をやる者が不在になる。渋々、エリとの同居を承諾する千晶。だが、それが大きな間違いだった。エリは若い肉体で隆一を誘惑し始める。果たして、この兄妹の行く末はどうなるのか? そして、基彦の真の正体は一体!? 代表作「炎天」他、合計7作品を収録。<目次> ・炎天 ・殻(から) ・ボビィをさがして ・生(い)き餌(え) ・彼女の部屋 ・繋がれた男 ・残像 原書:2002年4月12日初版発行 講談社漫画文庫 ※こちらの作品は過去に他出版社様より配信していた内容と同様になります。重複購入にはお気を付けください
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 氏家冬希は、優秀な霊能力者で除霊をすることも可能。だが、その姪・氏家沙夜香は、霊感は強いものの除霊までは出来なかった。沙夜香のクラスメイト・えりなや響子、恵、祐子たちのまわりで不思議な事象が起きる。沙夜香は、持てる力を使って、友達たちを守ろうとする。だが、霊たちの恨みの力は強く、いつもピンチに陥ってしまう。ほら、今回もまた……。<目次> ・カルテ1「ゆがんだフィルム――えりなの場合」 ・カルテ2「壁のうら側――響子の場合」 ・カルテ3「狐狗狸(こっくり)の恐怖――恵の場合」 ・カルテ4「転生――早苗の場合」 ・カルテ5「地縛霊――祐子の場合」 ・カルテ6「霊魂――沙夜香の場合」 初出:週刊少女フレンド(講談社)1983年23号、1984年1号、3号、5号、7号、ハローフレンド(講談社)1984年6月号
少女ホラーの旗手・成毛厚子が贈る傑作ホラー作品! 女子高生・三原良枝は、下北沢の古着屋で1着のコートを買う。そのコートのポケットには、憧れの俳優・真木俊也主演のミュージカルチケットが入っていた。しかも来週の土曜日公演だった。コートの売り主には申し訳ないと思いつつも、良枝はこのミュージカルを見に行くことにする。席は前から3列目の極上の席。だが、舞台を見ているうちに、金縛りに遭い動けなくなってしまう。なんとか金縛りを振りほどいたがその反動で悲鳴を上げ立ち上がってしまった。それを見た真木は驚き、良枝に舞台終了後、秘密で会いに来て欲しいとこっそり告げるのだった。憧れの俳優に会えると有頂天だった良枝。だが、これが恐ろしい事件の序章だった…。表題作「詩への終幕」他、合計4作品を収録。<目次> ・死への終幕<フィナーレ> ・ままごと遊び ・ルーシーのおもちゃ箱 ・わたり廊下 初出:ハローフレンド(講談社)1986年1月号、1985年2月号、6・7月号、1986年6月号
亜希子は新進気鋭の漫画家。残酷なシーンを描くときの快感を忘れられず、夢中で恐怖漫画に取り組んでいたが……。彼女はいつの間にか自分がその漫画の中に迷い込んで、死の恐怖にさらされているのに気がついた。なんという奇怪、この世界は夢か現実か!?この世界から抜け出せるのか!?表題作「31まいめの空白」を含む、全6編を収録。
美しく華やかな姉の絵里と、そんな姉といつも比較され続けてきた妹の亜希。亜希は家でも学校でも居場所がなく、自分の殻に閉じこもって全く笑わない少女だった。亜希の心はいつも姉に対する憎しみでいっぱい。そして、それが呪いに変わったときに悲劇が起こる!!表題作「復讐の仮面」を含む、全5編を収録。
財産も両親もなくあるのは借金だけという貧しい双子の姉妹、シシィとレナ。レナは億万長者と結婚することになり、幸せの絶頂に。レナだけが幸せになるなんてゆるせない…!!レナの幸福にシシィの嫉妬心が燃えあがる!!シシィが立てた恐ろしい計画とは…!?表題作「影を殺した女」を含む全7話収録。
目の前で人が撃たれたのに、見て見ぬふりをする人々…。今日はどこか町の様子がおかしい…。人口増加による食料危機に世界がとった人口減少対策、それは一年に一度嫌いな人間を殺してもいい日をつくることだった…!!今日は特別な日、世界中で次々と殺人が起こる…!!表題作「白昼夢」を含む全11話収録。
ダイエットに失敗ばかりしてる、恵理。1日1錠飲むだけで、かならずやせられるという秘薬を手に入れた。怪しい薬…、だけどやせられるなら…。飲めばかならずやせられるという秘薬を口にしたとき、死への悪夢がはじまった…!!美しくなりたい女の執念が恵理を襲う!!表題作「秘薬」を含む全4話収録。
「北側の窓を開けてはいけない海から大勢やってくるからこんな風の止まった生ぬるい夜には……」都心に近い海沿いのマンションに引っ越してきた梨田家。幸せな一家に次々と襲いかかる悪霊たち…。パパの天然浄霊は、愛する家族を守り、救われぬ霊魂を鎮めることができるのか――!?怖くて笑える成毛厚子の人気シリーズ!
買ったばかりの靴を残して裸足で失踪した夫――。夫の友人に支えられ、妻がようやく立ち直り始めたその頃、家のくつ箱に異変が起きる!!くつ箱の中にいるのは一体何モノ?夫はどこへ消えた?不安と恐怖、そして絶望の世界へ、ホラーの名手・成毛厚子があなたを突き落とす…。表題作「くつ箱の中から…」を含む全7話を収録。
彼氏からの暴力に逃げてきた菜穂子を匿った江梨。菜穂子が近所のゴミ捨て場から人形を拾ってきてから体調が悪くなったり、普段は見えないものが見えてきたり、近所の葬式が増えてきたりしていた。人形の正体とはいったい何なのか… 表題作「いやな場所」を含む成毛厚子のミステリー短編集!
夏休みを利用して海の別荘に向かった勉と理江子。その漁村では30年ごとに大きな祭りが行われるというのだが…。場所や物にこもった人の念が災いを呼ぶ―! サスペンスホラー短編集