ごくありふれた日の、ごくありふれた夕方。人気の少ない道をあるいていた女子高生・夏美は背後から迫る気配に脅え、狭い路地を駆けていた。恐怖で胸をいっぱいにする夏美が握り締めているのは携帯。「警部」と名乗る人物から届くメールにはこう記されていた。「貴方の命が狙われている可能性がある。以下のマニュアルに沿って防御せよ。」夏美はどこの誰とも知らない「警部」から届く、このスパムメールによって命を救われる。原作:芝村裕吏、作画:秋月壱葉がお贈りする、対犯罪・告知対応型ストーリー。メールで犯罪を抑止する「警部」の正体とはいったい…?
京都の寺町三条商店街にある骨董品店『蔵』。女子高生・真城葵はひょんなことから、この店のオーナーの孫・家頭清貴と知り合い、『蔵』でバイトをすることに。葵は、勘が鋭く『寺町三条のホームズ』と呼ばれている清貴と二人、店に舞い込んで来る奇妙な依頼を受けることになるが・・・・・・!? 第4回京都本大賞受賞の超人気小説、待望のコミカライズ。