冴草蘭はプロの殺し屋。普段は東京の郊外で、小さなハーブ店を経営している。他人とあまり親しくせず、ひっそりと暮らす蘭だが、店の常連客の料理人・穂高には心を許してしまいそうになり、とまどう。だが、新聞・ニューヨークタイムリー紙に殺人の依頼を意味する暗号文が載ると、非情な殺し屋の顔に…。