のぞき屋は好きで読んでいたけど、タイトルに「新」がついているのが出ていることは知らなかったです。盗聴器を仕掛けるシーンなどハラハラしながら読める内容です。
※ネタバレを含むクチコミです。
スペリオールでトリリオンゲームの連載が始まりましたが、そういえば池上遼一先生の異色コラボって他にもあったような、そうだ!山本英夫先生とのアダムとイブだ!あれ読みたかったんだ〜と思い出したので読んでみました。池上先生って何でも描いてくれるんですね。NGナシかよ!!山本先生としては「池上遼一とやるならこれぐらいやらないと面白くないだろ」っていう感じなんでしょうか。『明らかな凸と凹。』のシーンとか冷静になると「一体、私は何を見せられているんだ…?」と思えてこなくもないのですが、圧倒的な絵力によって「カッコいい!名シーンだ!」と思ってしまいました。どちらの作風も活かされてて面白かったです。対談とかしてないんだろうか?
「のぞきが得意な探偵もの」という設定から、見るという行為に潜む暴力性や哲学性にまで踏み込んだ快作。このテーマは『ホムンクルス』にも繋がっているように思うが、何も考えずに楽しめるしキャラクターも魅力的でエンターテインメント性が高い。 タイトルでエロい漫画なのかな?と思って読んでなかったのを後悔した(下ネタや性描写はある)。
ネット文明に物申す感じのヒーロー。電気があればどこにでも~って考えるとそれこそ藤子Fよろしくなヒーローとも言える。 殺し屋1とは大きく違うものの、山本英夫先生の強者弱者の描き方は変わらず明快で、悪者の強者は"どう見ても悪者"として登場するが、どこか人間味が見える展開になっていくところも変わらず良い点。 本作は孤独なヒーローを描くもののように見えて意外とチームがしっかりできてソッチのほうが見ものかもしれない。紫音ちゃん可愛いです。 光くんは正直どんどん吸収しまくっちゃって人を超越した存在になっていくのではないか…という7巻の最後の方の展開ですが、どうやら8巻で完結の模様。 あ、あと全体的にデジタルトーンだと思うんだけどものすごく視覚的に濃い印象。これは昔とちょっと違うかもしれない。ただ、HIKARI-MANを発光した血管で描いているので表現上しょうがないのかも。
初めて読んだのはかなり昔ですが、今読み返しても新鮮で面白く、色褪せないなぁ~と思います。読み始めるとすぐに引き込まれます! 次第に様子が変わってきて最後とかほんと怖いですが、なんか作者もおかしくなってきてない?って思うような空気感が素敵なんです。 未読の人にはぜひ薦めたい一冊。
五感のいづれかが異常に優れている五人のヤクザが秘密の会合をしていたら、突如襲いかかってきた透明人間との戦いの漫画。2巻完結で、ヤクザと透明人間の戦いの漫画と言っても過言ではないほど、それだけに終始したシンプルな漫画。 ヤクザたちのセリフと優れた5感の表し方がゲスっぽいのに妙に洗練されたようなところがあって、真面目なシーン(基本的にギャグはない…はず)なのに爆笑してしまう。 池上遼一と山本英夫のタッグということもあって絵も内容も申し分ない最高の出来。
山本英夫が「ヒカリマン」始まる前に描いた読み切り作品。読み切り作品単位で電子書籍で売っている珍しい作品。 病気に犯され、自由に動くことができなくなった男が、動物たちに乗り移って?自由に走り回ったり彼女にキスをしたり海風を感じたりして最期の時間を楽しむという話。動物に乗り移ってもすぐにガタがきて次々と違う動物に乗り移らないといけないんだけど、より体が小さい動物にしかのり移れなくなって最後はトンボになる。 暗さはほとんどなく、最期にやり残したことを全て(思いっきり走り回るとか)やってそして自分の死を自分と彼女が受け入れていくっていう爽やかではないが変なやり切れなさとかは全くなく前向きな感じだった。 短い話だが面白いので山本英夫ファンなら読む価値有りかと
のぞき屋は好きで読んでいたけど、タイトルに「新」がついているのが出ていることは知らなかったです。盗聴器を仕掛けるシーンなどハラハラしながら読める内容です。