※ネタバレを含むクチコミです。
姿は美少年だが性欲がMAXでフェロモンを出しながらいろんなことを知っていく小学生の三宅坂が主人公。人一倍性欲があるが小学生のための知識などが足らずに変な結果に終わったりするギャグ漫画。連載当時読んでいてこれ昔に同じタイトルのマンガを読んだことあるよなと思っていて、今回コミックスで読んだら欄外に「コミックバウンド」で藤代健の作画で連載したとあったので記憶は間違っていなかった。 「コミックバウンド」とは当時エニックスから発売していた青年向け雑誌で5号で休刊してしまった。たまに話題になる女子ボディビルダー漫画「マッスルストロベリー」などがやっていた。 本棚に「コミックバウンド」はあるので「藤代健」版の「トンネル抜けたら三宅坂」が参考までに貼っておきます。
舞台は岩手県盛岡市。高三のあかりは写真を撮る同級生・ユキと出会い、新しい世界を教わり、恋をする。 写真家を目指すユキと、彼女を追うあかりの撮る/撮られるが入れ替わる関係性。写真から互いの心を知る繊細さ。傷つく顔を撮らずにはいられないエモーション。「写真」を介して伝えられる感情は、多彩だ。 あかりの恋を軸に物語は進むが、あかりに恋する野球部の凛太郎、幼馴染の凛太郎を見つめるユキという三角関係が生まれ、切なさを加速させる。 それぞれが互いの弱さにつけ込み、都合良く築く関係性は、一時の安心の後、容易に崩壊する。その度に突きつけられる本心に、耐え切れず剥き出しになる感情は息苦しい。 一見「百合に挟まる」凛太郎だが、彼の恋心と真心が次第に見えると、彼のままならさが可哀想になってくる。彼も含めた三人それぞれに「受け入れられなかった」という瞬間が描かれ、崩れ落ちる苦しみの物語には〈三人の〉曲げられない恋心があり、それを突き詰めた先にある終局に感極まる。 三人のその後の、平和を祈りたくなる物語だ。
新宿ひだまりクリニックの弱井先生に会いたい! そう思わせてくれる作品です。 こんなに思いやりが合って、ひとりひとりの患者さんを診てくれる先生は、そうそういないと思いますが・・・。 先生の笑顔で、癒やされます。 また、今更ですが、以前本に描かれているのと同じ症状だった事がありました。 私の場合、病気だと思わず自力でどうにかしましたけど。 自分で気付かないうちに、身体の方が先に反応してしまうのですね。
昔、ドクター倫太郎というドラマががあって大好きだったのですがそれに近いものを感じます。
自分は精神科とか心の病気って謎が多くて好きなんですよね。精神科モノの漫画も数多くありますが、こちらのShrinkはなかなか軽くて読みやすいです。患者それぞれのケースを読み解きながら、ヨワイ先生自身のことが少しずつ明らかになってくる感じ、続きが楽しみになります。 欲を言えば寝癖ヘアがもう少し自然ならいいのにな。
マンガ好きにとっては「シュリンク」というと、書店でマンガを買った時に本を覆っているビニールのカバーをまず想起してしまいます。が、本作のタイトルである『Shrink』が意味するのは精神科医のこと。 純粋に英語で精神科医を表すのであればpsychiatrist、therapistといった語の方が一般的でありshrinkと言ってしまうとやや侮蔑的な意味もこもってしまうのですが、それでもしばしば使われる語彙です。 特に、海外ドラマでは本当によくshrinkが登場します。親族やペットの死、仕事や恋愛での痛手などメンタルにダメージを与えられることが起きたらすぐにshrinkのところに行くのが当たり前だそうです。それによって、精神病の人の数は日本より遥かに高いんだとか。 翻って日本では精神病の人の数は表向きは少ないですが、実際にはストレス大国であり同じような水準でカウントしたら精神病の人は海外より高い割合で存在するのではないか、そういう意味では精神科にかかる人が増えて精神病と判定される人が増えた方がより人々は幸せになれるのではないか、という問題提起をしてくれるのがこの作品です。 「微笑みうつ」を「新しい自分として生き直すチャンスをくれる病」と非常に前向きに捉える視座にはなるほど、と思わされました。 パニック障害や自閉症など、聞いたことはあってもまさか自分がそうだとは微塵も思ってなかった、という人も世の中には多いことでしょう。本作を読むことで、精神科医にかかるかからないに関わらず少しでも生き易くなる人が増えれば良いなと思います。
これほど読んでいてハラハラさせられる恋愛漫画は久しぶりに読んだかも!弁護士としてバリバリ稼ぐ仕事女の主人公が、既婚者に本気で恋してしまう話です。 大人のぐちゃぐちゃした恋愛群像劇といえば「東京タラレバ娘」や「きみが心に棲みついた」なども面白いですが、それらや他の少女漫画のような予定調和感がなく先の展開がまるで読めません。また女性向けコミックにありがちな共感や自己投影ばかりに重点をおかず、気持ちのいいスピーディーさとこちらの想像を超えるキャラクターの行動力で楽しませてくれます。 3人のセフレと日替わりで遊び周り、仕事人間だから結婚しなくていいと豪語し、高根の花を自認していたにもかかわらず、一見冴えないが天然女たらしの既婚の公務員にコロリと初恋に落ちてしまい本気で困惑する美留町さん可愛いです。 2巻まで読みましたが完全にハマりました。 仕事が終わったら急いで書店へ行って続きを探そうと思います。
すごくいい終わり方で完結したのに・・・と思うけど、それでもこの二人のこの先の話が気になる!
※ネタバレを含むクチコミです。