ハチャメチャすぎるストーリーにザ!ギャグマンガ的なキャラクター達。 お父さんの異常なまでの心配性から巻き起こる事件など、とにかく笑えて涙が出てきます。腹筋崩壊にご注意が必要です(笑)娘がいるお父さんには共感できちゃうのかな
ルナティック雑技団を読んで、あらためて自分はギャグ漫画というものを全く読んだことがなかったんだな〜と気付かされました。 なので、1巻を読み始めた時は王道の少女漫画設定なうえに絵が上手いので(本気出したらメチャクチャ絵が上手い人がヘロヘロのギャグ絵で描いてるのが丸わかり)、「いったいこれは何なんだ……? どんな顔をすればいいんだ」という感じでした。 が、2巻に入るとだいぶこの世界に慣れてきて自然に吹き出すことが増え、3巻には「えっ、これで終わりなの……!?」と物足りなさを感じるまでになりました。 読みながら終始『ルナティック雑技団』というタイトルについて考えていましたが、本当に言い得て妙ですよね……。 どう考えても狂気漂ってるし雑技団顔負けのアクロバットな日常だし……これ以上ない最高のタイトル。 MVPはやっぱり森夜のお母さんですね。大好き……! 躁鬱気質とゴマすり体質と息子ラブが絡まり合って情緒がヤベ〜〜ことになってて、それがいい。ギャグ漫画の世界の人だから安心して笑える。 ほどほどまともなキャラ(夢実ちゃんとかルイ先輩とか)が開き直ってハイテンションでメチャクチャやりだすところもたまらないです。 なのでその2つが組み合わさった2巻の 「寝起きの天湖くんて意識ないのよねェ」と、開き直って背中に「スキ」と指で文字を書いている夢実ちゃんの背中に森夜ママが「淫婦」と書くとこで爆笑しました。JCに淫婦て……! ・事故チューしてしまったあとの色気前回の夢実ちゃん ・夢実ちゃんの背中を押すルイ先輩のいい演技 のシーンももちろん大好きです! 全体的にだいぶ刺激的な内容が多く、当時これほんとうにりぼんで女児読んでたの……?とにわかには信じられないロックな作品。 初めて読んだ岡田あ~みん作品だったのですが他のも俄然読んでみたくなりました。 ▼2巻(第21回)のルイ先輩のこのセリフがツボ
文庫版で読んでたら最後の最後に岡田あ〜みん先生のコメントがあってビックリしました。文庫版が発売されたのが1997年なので20年前のコメントになりますが、あ〜みんって編集者でもなかなか連絡が取れなくなっている作家さんというイメージがあるので…。そのコメントによるとりぼんコミックスも生原稿も実家に置いてあって手元にはないとありましたが、文章はあ〜みんそのままで何だかうるっとしてしまいました。りぼんで連載していた当時の気持ち、自分の作品のテーマについて、ありのまま語られていていました。 お父さんは心配症の中盤にビートルズ好きな新担当が登場するのですが、これってみーやんじゃないかな。新担当になってからお父さんが安井さんとお見合いをして展開が変わっていくのですが、今まで普通のかっこいいボーイフレンドだった北野くんがお父さん並みにヤバい人になっていくのが面白かったです。
3巻に掲載のポセイドンアドベンチャーのパロディー長編で岡田あ~みんって天才なんだなって理解できた気がしたクチです。 一切!無駄のない映画的コマ割りと構図に、流れるような科白回し、何度読んでも震えます(おおげさですが本当に)。うまくないのに、人の動きとか空間の描写がめちゃくちゃ上手で、弱冠二十歳でこれが描けちゃうって凄まじいことだなっていつも思ってます。 どんな環境でどんな本や映画に触れて構成されたお人なのか、それからどんな人生を過ごされているのか、気になって仕方ない、私にとっての岡田あ~みんはそういう存在です。
岡田あ〜みんは紛れもなくりぼんの黄金期を支えた作家さんのひとりだと思いますが、他の方々とはやっぱり何かが違う気がします。何が違うんだろう……次元? 私はとくに意図せずにあ〜みん先生の代表三作を新しい順に読んでいるのですが(なので現時点でお父さんは心配症は未読)、ルナティックと本作との作風の違いにびっくりしました。ルナティックは曲がりなりにも学園ラブコメディとして成立していたように思うんですが、これは……これは、何なんですか? 何なんですかね??? やっぱホンモノの天才を前にすると何も言えなくなるんだな!
1980年代、何故か、突如として、りぼんに異端児たちが集結する。 さくらももこ、おーなり由子、岡田あーみんの三人衆がそれである。 さくらももこが『月刊ガロ』の影響を汲んでいるのは周知の通り、三人が三人とも、従来の少女マンガの系譜から隔たったところから出現している。 まあ、三人は異端児同士、仲も良かったらしい。『ちびまる子ちゃん』のほのぼのした世界に『お父さんは心配症』のとんでもワールドが侵食していくあの合作には痺れたなあ。合作きっかけで、それぞれの身辺雑記的なマンガにお互いのことを描いたりもしている。普段はふたりともハナクソみたいな絵を描いているのに、さくらが描く岡田の容姿も、岡田が描くさくらの容姿も、妙に気合いを入れて描いていたのは微笑ましかった。 ちなみに、さくらももこは、おーなり由子とも合作をしている。ふたりでカーペットに寝転んで、でかい一枚の画用紙にふたりで絵を描いたりしていて、なんとも羨ましく思ったものだった。
初めて岡田あ〜みんの漫画を読みました。誰もが「あ〜みんはすごい!」と褒め称えますが、本当にすごかったです。めちゃくちゃ面白かった。ギャグセンスが今読んでもまったく古くない。鮮度そのまま直送!って勢いで、今だったら青年誌で連載してもウケそうだなと思いました。ヤンマガとかどうでしょう? 私が好きなキャラは学校のアイドル愛咲ルイと変態執事の黒川です。特に黒川は「えっこんなことりぼんで言っちゃっていいの?」ってくらい自分の欲望に素直な発言が魅力ですね。 初あ〜みんが新装版だった訳ですが、こちらは連載終了後の単行本未収録の番外編が収録されているので、あっさりした最終回の後の渡航した夢実と森夜の文通の話など、がっつりした続きが読めます。知らずに未読だった方はこの機会にぜひ!
いつの時代に読んでも度肝を抜かれるセンスと勢い。永遠に受け継がれてほしい作品です。
りぼんという少女漫画雑誌にあって、さくらももこと、岡田あーみんは、やはりちょっと異色だった気がします。 さくらももこは今や、日本を代表する漫画家の一人になりましたが、岡田あーみんはもう漫画家自体を辞めて引退してしまいました。 残念でなりません。 小学生当時、あまりちゃんと読んでなかったわけですが、大人になって読み返してみると、これを少女漫画として、小学生が読んでいたのか、、、凄い時代だな、、、と思うほど、際どい作品です。 むしろ大人になってから、読み返して頂きたい。 少女漫画にありがちな、一人の女の子を数人の男子がとりあうという、逆ハーレムな王道設定にもかかわらず、全く羨ましくもなく、全く憧れもしないのです。 ときめくことすら皆無ですが、ただ、笑いすぎて、腹筋が鍛えられる事は間違いありません。
初めて読んだときは何が起きたのか分かりませんでしたが、だんだん癖になってきてしまって今や虜です。 最高のギャグ漫画ですね。 岡田あーみん先生は天才だと思います。
ハチャメチャすぎるストーリーにザ!ギャグマンガ的なキャラクター達。 お父さんの異常なまでの心配性から巻き起こる事件など、とにかく笑えて涙が出てきます。腹筋崩壊にご注意が必要です(笑)娘がいるお父さんには共感できちゃうのかな