強引に押し倒されて、胸を揉まれる…。歯列をなぞって舌が口腔に入れられて、男に口の中をかき回されて意識がくらむ。こんなの嫌!嫌悪感に思わず涙がにじむ‥。だけど、カラダに触れるその手つきはどこか優しくて……?両親の残した多額の借金、多重債務の保証人にされた由貴は、借金取りに嫌がらせをされているところを、別口の取り立て人・加沼に助けられる。借金を返す手だてのない由貴に、加沼は借金を立て替える代わりにカラダを差し出せと要求してきて――。
「無駄な労力を使うのはよそう、俺とお前の仲じゃないか」天使のカシエルと悪魔のレビは、犬猿の仲。なぜなら、本来は天界行きの魂を、悪魔たちが横取りしているから。人間界では、毎日のように愛と欲望、そして死に翻弄される事件が起きている…。美しい天使と悪魔が織りなす、ちょっぴり妖しいファンタジック・ストーリー決定版!!
時は平安。有力貴族・右大臣家の養女である梓(あずさ)は、幼いころ暗殺組織「緋桜院」で殺人術を学び育った過去を持つ。組織の解体とともに右大臣家に引き取られ、自分を助けてくれた養父のため夜な夜な白拍子の姿に扮し、政敵たちを討ってきた。恋人・時迅(ときはや)と結婚し、平穏な生活が訪れたと思いきや、緋桜院の残党・緑水(りょくすい)が現れる。梓は再び白拍子に変身するが……。