原作が伝説の芸妓と呼ばれた方の手記なんですが、その方が勝新太郎と交際されていたことがあるらしく(作中に名前は出てこないのですがWikipediaを読んでたら知ってしまった。有名なのかも…?)、読み始めたきっかけは「大和和紀先生の美しい絵で舞妓さんの話が読めるなんて最高じゃん!」だったのですが「なかなか別れてくれない奥さんって…そういうこと?!」など、違うところで夢中になってしまう場面もありました(笑)。 とはいえ舞妓さんや芸妓さんの日常からお座敷でのプロフェッショナルな仕事ぶり、そして彼女たちを支えている裏方の人々のエピソードまで盛りだくさんで、一般人には敷居の高い祇園の世界を知ることが出来て勉強になりました。
元名芸妓であり、現在は作家としてもご活躍されている岩崎峰子さんの実話。マンガは「はいからさんが通る」の大和和紀先生が描いてます。 3歳の時に始めて会った置屋の主人に見染められたという後の舞妓、咲也。見染められたご本人もすごいですが、そんな小さな子を見染めた置屋の主人がまた凄い審美眼の持ち主だった事に驚きました。 京都を舞台に繰り広げられる舞妓の世界で何年も売り上げナンバーワンとして活躍、100人に1人と言われた咲也の成長する過程や花街の様子が和紀先生の素晴らしい絵で蘇ります。 芸妓の世界というのは殆どの人には未知の世界ですが、とても興味深い日本文化の世界です。この作品ではマンガを楽しむだけではなく、日本の伝統文化について詳しく知る事が出来るという大きな付加価値が有ると思います。
原作が伝説の芸妓と呼ばれた方の手記なんですが、その方が勝新太郎と交際されていたことがあるらしく(作中に名前は出てこないのですがWikipediaを読んでたら知ってしまった。有名なのかも…?)、読み始めたきっかけは「大和和紀先生の美しい絵で舞妓さんの話が読めるなんて最高じゃん!」だったのですが「なかなか別れてくれない奥さんって…そういうこと?!」など、違うところで夢中になってしまう場面もありました(笑)。 とはいえ舞妓さんや芸妓さんの日常からお座敷でのプロフェッショナルな仕事ぶり、そして彼女たちを支えている裏方の人々のエピソードまで盛りだくさんで、一般人には敷居の高い祇園の世界を知ることが出来て勉強になりました。