人類の最終戦争を中心に、時空を超えたさまざまな人間ドラマが交錯する壮大なSFロマン巨編。木枯らしが吹く冬の日、兄・真砂流(まさる)と車に乗っていた少女・笑(えみ)は、光る円盤を目撃してときめく。その後、運転手のミスで不思議な青年・星野(せいや)に負傷させてしまった真砂流達は、行く当てがない星野を自分の家に連れて行くのだが……!?
鬼丸大介18歳、大学一年生。友人にからかわれて一カ月以内に彼女をぼくの恋人にしてみせる!と宣伝した日の夜、大介はさい先の悪い夢を見た。そして大介は倒れた女の子を医務室に運ぶと夢に出てきた無意味に華麗な男性、紫期音麿に会った。そこから大介の環境は摩訶不思議な事ばかりに!?果たして大介は恋人できるのか!?
何か変なことが起こってる。あたしの知らない間に…。優しくて格好いい黒闇さんたちが大活躍!!かわいくてちょっととぼけた妖怪たちのファンタジー!!
妖怪たちが元気だった飛鳥時代。やさしくてかわいい鯛女ちゃんやハンサムな小角さまたちと妖怪たちのかわい~い絵巻物。
古事記や今昔物語、御伽草子などに残された酒呑童子や茨木童子、雷神、閻魔大王など、鬼や妖怪達にまつわる話を集めた、古今東西あやかしおとぎ絵巻!!
香気あるミステリーの醍醐味が魅力のアリス・シリーズの最高傑作。シリーズ復活後の2作と、他2作品を含む傑作集。
山田ミネコのSF大河ロマン!「最終戦争シリーズ」の「冬の円盤」「西の22」に続く第3弾。大いなる構想と奥深い内容は、少女マンガの枠を越える。SFファン必見!
カーナビー通りから来た本棚とおじいさんの大時計と机と古い冷蔵庫の間で、ぜったいに聞いたのだあの笑い声を。妖精か幽霊かそれともただのディヴィ・ジョーンズか。確かに聞いたあの笑い声を。もう何年も前に死んだのに、ディヴィ・ジョーンズはマリーが好きなのだ。大時計は真夜中をつげる。そして、今はもうないマリーのおさげをひっぱりにくるのだ。
河童滝まで弟の正一を探しに来たるり子は、そこで正一のサンダルを見付ける。正一が川に落ちたと思い焦るるり子。すると突然、川から男性が現れ―!!
美人で頭が良くて品のある少女・ウェンディは、ロンドンの下町にある孤児院で暮らしている。そんな彼女が、ある日、大金持ちの叔父・サイレンス卿に引き取られることに。しかし彼が住む古城のある土地は、悪魔や妖精、巨人が今もいると信じられている、古代宗教の儀式が未だに根付いた場所だった。その古城に引き取られたウェンディは、自分を捨てた父や母のことを知ろうとするが…?他にも「走れアリス」「消えた宝石」「ステラビスタ」を収録。山田ミネコ先生の傑作品が目白押しです!
はるかなる時空を超え、やってきた宇宙年代記の語部山田ミネコ。未来世界の悲しみを身にまとい、滅びの美学を、そして極限において最も純粋に抽出された人間の愛と希望を、ひたむきに語ってやまない。彼女が漫画生命の総てを賭けて取り組んだ最終戦争シリーズ第二弾。
一発の銃声が山村の静寂を破った!!その瞬間から一人の少女の運命は大きく変わっていく…。日常と幻想のはざまに立ち現われる扉の向こうへ、瑞々しい感性が誘う。山田ミネコの傑作短編集!!
母親に女の格好をさせられ育てられた少年・信乃(しの)。女装の理由は「兄二人を病気で亡くしたため健康に育つように」という神様への願掛けだと聞かされていたが、実は信乃が南町奉行の息子であることを隠すためだった。信乃の命を狙う刺客や腹違いのきょうだいが現れ、ドタバタ劇が巻き起こる! 表題作の「振袖無頼控」の他、「風のせい」「空が笑った」を収録した山田ミネコの短編集。
恋人の時男と平凡な日常を過ごす女子高生、鳩子は、ある日誤って学校内にある古い御堂を壊してしまう。なんとお堂には八百八の悪霊が封印されていて、その全てを鳩子は解き放ってしまったのだった――!!守り神の月読と共に、鳩子の悪霊退治が今始まる!
喧嘩ばかりで自分を構ってくれない両親に腹を立て、家を飛び出した深雪。その様子を遠くから見ていた深雪と同じ顔をした謎の少年は、深雪が本当に悪い子だったら殺す…と深雪に近づく――。
旅芸人として気ままに世界を渡り歩く主人公達一行は、猫が人の姿をしている奇妙な街、ベルテーンの村へとやってきた。道中で助けた猫に招かれた館には、ある秘密が隠されていた……。幻想的かつ壮大な世界を描いた「最終戦争シリーズ」の流れを汲む、ファンタジーSF傑作集!!
両親を亡くしたアリスは特に悲しんでいなかった。しかし財産目的の叔父たちに雇われた殺し屋に狙われることに…。逃げ出したアリスが辿り着いたのは女人禁制の男子校だった…!!
両親を亡くしたパメラに貿易商から住み込みの家庭教師をしてほしいという話がくる。仕事を引き受けたパメラは、海に囲まれた屋敷で自分を妹のイフェだと呼ぶ人魚と出会う…。表題作「金の波 銀の魚」他、幽霊や妖怪と出会うミステリー5編収録。
四つの国に納められた水晶を集めると、願いが叶うという――。故郷を蘇らせるため、死んだ両親を生き返らせるため、愛する人の為……それぞれの目的の為、世界を巡る旅に出る!『最終戦争シリーズ』の山田ミネコ先生が描く、ヒロイックファンタジー!
人々に語り継がれる伝承、説話、民話…幼い頃の記憶、ファンタジックな夢、暗闇に潜むもののひそやかな息づかいを、まだ覚えている貴方に贈る―…。
人類が最終戦争を引き起こしてからの現在、過去、未来……。科学が発展しながらも生命力を失い絶望する未来人。最終戦争を阻止するため自らの時代を捨て旅に出る人々。それぞれの苦悩や希望を描いたSFロマン超大作!!
身重の姉のわがままにつきあい、出産まで田舎の屋敷で過ごすことになったエレナ。社交シーズン中にロンドンを離れるなんて! でも、身勝手な姉には昔からかなわない。あきらめて旅立ったエレナは、運命のいたずらか、とある宿屋で間違ってバックランド伯爵の部屋で眠りこんでしまう。翌朝目覚めると、そこには社交界随一と噂されるハンサムな伯爵が、一糸まとわぬ姿で横たわっていた! おまけにその現場を牧師に目撃され、名誉のため、ふたりは結婚することに…!?
血の繋がっていない家族との生活に疲れたモルウェンナは、亡き母の肖像画を持って家を飛び出した。行く当てのない彼女は、母がかつて暮らしていたトレヴェンノンの館に向かう。館の主・ドミニクは美形の青年。心奪われるモルウェンナだが、彼は突然彼女の母のことを罵り始めた。そこには彼女の知らない事情が…。
アイヴィーは、友人のオリヴァー相手にニセの駆け落ち騒動を起こすことに。誰の許しがなくても結婚できるスコットランドのグレトナグリーンへ向かうのだ。そうすれば、相思相愛なのに煮え切らない自分の兄とオリヴァーのおばが追いかけてくるはず。どさくさまぎれにふたりをくっつけようという計画だった。オリヴァーは研究ひと筋、“本の虫”とあだ名される科学者だもの、一緒に旅したって私の身は安全だわ。アイヴィーのもくろみは、一見成功したかに思えたが…?