同棲していた彼氏と別れて、元カレが部屋に残していったものの処分をする主人公。だけどそのなかには愛猫のたま子もいて… 彼氏のことなんてとっとと忘れたいけど、愛するたま子の存在が、たま子の感触が、彼氏を思い出させる。そんな女性の葛藤を哀愁たっぷりかつコミカルに描かれます。 にしても自分が飼っていた猫を捨てていくだなんて、まともな人間じゃないですよ。
※ネタバレを含むクチコミです。
俳優業で上手くいってバイト生活から抜け出せますように、と初詣に行こうとしたけれど、遠くの国から働きに来てお正月も家族に会えない人のことを考えて「世界平和」を願うことにするというのがジーンときますね。で、結局コロナの影響で役者仕事がなくなり、相変わらずバイト生活のまま、というオチ。今しか描けない「どうしようもなさ」が伝わってきます。 前回の読切「マツザカ」がよく分からなかっただけに、余計に良さが沁みた気がします笑
作者の鉄工所での職業経験が、率直かつ赤裸々に描かれています。鉄工所ではどのような作業をするのか、そこで働く人間はどのような人種なのか。人間ドキュメンタリーとも言えるリアルさがこの漫画の特色かもしれません。独特の絵柄と相まって、唯一無二の鉄工所漫画に仕上がってると思います。クセのある登場人物たちとの付き合い方、現場特有のビジネスマナーや人間関係の勉強になった漫画でもありました。
死んだ妻が夢に出てきたと思ったら、それは自分の走馬灯だったという話。 夢の中のようでもあり、幽霊のように俯瞰で見ている少しファンタジックな走馬灯。 楽しかった記憶も辛い記憶もふたりで振り返り、死までの時間を少し複雑な気持ちで過ごしていく。 主人公の髪の毛が真横に流れてるのにはちゃんとした理由があって、それがちょっと面白かった。
本当に大変な仕事だろうな…と思いつつ、溶接愛がひしひしと伝わる、本当に素敵なマンガ。 テレビドラマのような、小さな町工場ががむしゃらに頑張るストーリーではなく、鉄工所のみんなとその家族と一緒に春夏秋冬を過ごし、溶接の奥深さを知ることができる。 あとはこの作者にしか描けない、独特すぎるキャラデザも見所。 主人公北さんの上司である小島さんの頭部の造形は芸術です。 そういうキャラたちの中にいるからか、北さんが不思議とイケメンに見える。 個人的にはみんなで年一で社員旅行にいく回が好きです。
この作者の鉄工所マンガをずっと読んでるけど、これが一番好きかも。 とろける鉄工所はギャグがあったが、このマンガが全くギャグがなく、鉄工所の人生模様のみで物語が進む 読み終わったけど、これからも何回か読んでしまうマンガなのは間違いないぐらい面白い しわくちゃのお金を渡されるシーンは良過ぎる あとがきを見た感じだと、作者の体験が元になっているようだ
漫画ゴラクで「ぴっかり職業訓練校」てのが始まったけど面白そう
同棲していた彼氏と別れて、元カレが部屋に残していったものの処分をする主人公。だけどそのなかには愛猫のたま子もいて… 彼氏のことなんてとっとと忘れたいけど、愛するたま子の存在が、たま子の感触が、彼氏を思い出させる。そんな女性の葛藤を哀愁たっぷりかつコミカルに描かれます。 にしても自分が飼っていた猫を捨てていくだなんて、まともな人間じゃないですよ。