他の方も言及されていますが、この著者 『ワニ男爵』とか『愛しのアニマリア』とか『ナマケものがナマケない』とか、ゆる~い動物ギャグが特徴だったのですが・・・ 新作は、その真逆! シリアスな猟奇的かつホラーな衝撃作。 めっちゃたまげました。 『動物人間』というタイトルからして不穏でしたが、全くその通りの内容。 動物が人間のようにふるまい、喋る村。 そこに迷い込んだ人間を、時に家畜のように飼育し、時に狩りのように追い込む。 そして、動物が人間を食べるのである。 普段、人間がやっていることを逆にするだけでめっちゃ怖い。 両方、知恵があって喋るからより一層不気味だったりします。 これまでの作風とのギャップにおったまげましたが、独特の目線が持ち味な著者だったので、本作も普通の展開で終わりません。 ネタバレなので控えますが、オムニバス形式で村に迷いこんだ人間を描くのかなと思っったのですが、そうではなく話が繋がっていたのも秀逸だし、最後は結構衝撃的でした。 あーそういう終わり方するのか?と。 『ジンメン』とか動物が襲う系の話だけでなく、ホラー好きな人にもおすすめなので、1巻完結ですしぜひ読んでほしい!
※ネタバレを含むクチコミです。
二宮正明が帯を描いていたので読みました!!ガンニバルみたいな刺激が強い漫画が好きな人は絶対にハマると思います。むしろこっちの方がグロいかも? 父親と幼い娘が森の中で怪我をして動けなくなっていたところを二足歩行で人語をしゃべり洋服を着たブタが助けてくれたところから物語が始まります。ほのぼのとした始まりから一気に方向性が変わる第1話はここ最近読んだ漫画の中でも完成度がむっちゃ高くてオススメです。第1話だけでも読んで欲しい!! でも一番びっくりしたのはこれを「愛しのアニマリア」と同じ作者さんが描いたってことですね…!
『ワニ男爵』『愛しのアニマリア』などゆるいながらも独特の笑いを提供してくれる作者の新作。 しかも、また動物モノ。 そして、 紳士なワニ 純粋乙女なオラウータン と続き、今回は 意識高いナマケモノ もうチョイスが素敵すぎる! タイトルの『ナマケものがナマケない』とありますが、 主人公のナマケものさんが生活の中で色々工夫をしたり、さりげなくマルチタスクで色んなことをやっていたり、そう怠けてないのです! 怠けている風にみせて、実は裏でめっちゃ作業している感じ。 ただ時々、動きが遅いので失敗したりもする。これがまた隙があっていい感じに好感触。 相棒?のキーウィくんと日常の日々を切り取った作品で、 相変わらずゆるくも独特なセンスで笑わせてくれる感じがたまらないです。 動物モノ、ゆるいギャグが好きな方にはおすすめしたいです。
表紙のワニとウサギがかわいいし1冊無料だしということで読んでみたら、グルメ漫画なのでちょっとびっくりしました。 ワニのグルメ漫画なんてあるんですね。そしてかわいくないウサギなんているんですね。 知的で紳士なワニのドンソンさんと、タダ飯大好き小物感溢れるウサギのラビットボーイのコンビがとてもいいです。 かわいくないウサギとは言ったものの、ここまで素直なところと浅はかなところは正直かわいい。 美味しいもの食べてめでたしめでたしじゃなくて、毎回しっかり野生のワニを見せつけてくれるところも好き。 めちゃくちゃ面白い!
老犬と老人の組み合わせはモチーフだけですでに泣かせにきてますね! 久々にこういう漫画読みました。 悲しいけど悪くない人生だったと思えるような、寂しい人間(犬)が最期少し同じ時間を共有する、それが美しいなと思わせるような読み切り作品。 読んでよかったです!
地球に落ちた隕石に付着していた胞子が発芽して生まれたキノコ型宇宙生命体の兄弟(兄弟なのか?)が、練馬区で普通の生活をおくってる話。銭湯にも行くし、かっこいい服も、買いに行く。 この兄弟が入ったあとの銭湯は独特の匂いがするらしいけど、それっていいのだろうか…
オラミちゃんみたいな女の子になりたい。 明るくて優しくてピュアなギャルマインド。恋愛も夢もまっすぐ追いかける一途さは、王道キラキラ少女漫画の主人公のよう。 好きなひとへの接し方がわからなくてラリアットぶちこんじゃう不器用さもかわいい。 握力500キロのオランウータンギャルという設定の突飛さも忘れるほど、ハイテンションでキュートでピュアなオラミちゃんに魅了されること間違いなし。 基本的にはめちゃくちゃ笑いながら読めるんですが恋する心理描写は繊細で、そのギャップもまたBIG LOVE…!!
猫と猫のホロリとする話だったので全く関係ない漫画のタイトルを拝借してしまった。 いまだに愛しのアニマリアロスなのでこうして動物漫画をたまに読めるのは本当に嬉しいです!!栗まんじゅうみたいなおもち可愛いかった。
愛しのアニマリアが好きなのでこっちはどうかなと思って読んだら、やっぱり最高に面白い!ワードセンスがピカイチ。紳士なワニのドンソンさんに対し、彼といつも一緒にいるラビットボーイがいい具合にクズなのも流石だなと。タダ飯を食うためならなんでもする奴です。たまについ野生の頃を思い出してまわりをヒヤッとさせるドンソンさんもいいキャラしてます。 表向きはハートフルに見せつつも随所で絶対にのほほんとはさせないという信念を感じられました。ドンソンさんの食べ歩きがメインですが、出てくるものがそれほど食べたくなるわけではないところが特徴。
他の方も言及されていますが、この著者 『ワニ男爵』とか『愛しのアニマリア』とか『ナマケものがナマケない』とか、ゆる~い動物ギャグが特徴だったのですが・・・ 新作は、その真逆! シリアスな猟奇的かつホラーな衝撃作。 めっちゃたまげました。 『動物人間』というタイトルからして不穏でしたが、全くその通りの内容。 動物が人間のようにふるまい、喋る村。 そこに迷い込んだ人間を、時に家畜のように飼育し、時に狩りのように追い込む。 そして、動物が人間を食べるのである。 普段、人間がやっていることを逆にするだけでめっちゃ怖い。 両方、知恵があって喋るからより一層不気味だったりします。 これまでの作風とのギャップにおったまげましたが、独特の目線が持ち味な著者だったので、本作も普通の展開で終わりません。 ネタバレなので控えますが、オムニバス形式で村に迷いこんだ人間を描くのかなと思っったのですが、そうではなく話が繋がっていたのも秀逸だし、最後は結構衝撃的でした。 あーそういう終わり方するのか?と。 『ジンメン』とか動物が襲う系の話だけでなく、ホラー好きな人にもおすすめなので、1巻完結ですしぜひ読んでほしい!