読者の意見を反映させながらギャグ漫画を描いていく実験的作品。ネットと出口調査で読者の意見を聞いていくんだけど、ストレスの吐口にしてるんじゃないかと思うような辛辣なご意見が多いので作者は相当しんどかったはず。ただの読者でも自分が面白いと思った作品が貶されてると自信なくなってくるもん。こんなに自分を追い詰めてまで漫画を描く必要なんてないんだけど、ここまでやってくれるのは相原コージしかいないと思うので一見の価値があるのは間違いないです。(ちなみに8話目の最終ページは編集判断で雑誌には載らなかったそう…) https://www.mangaz.com/book/detail/50481
すでにご存知だと思うがめちゃくちゃ面白い忍者漫画である。めちゃくちゃ面白いらしいと聞いてハードルを上げまくって読んだが、それでもめちゃくちゃ面白かった…。はぁ〜今すぐもう一回読みたい、マジでおかわりしたいくらい面白い。 ギャグ漫画と過酷な忍びの世界の描写をものすごく巧みに両立していて、まったく破綻していないのがすごい。最初はギャグ漫画表現の実験シリーズなんて別にいらないんじゃないかと思ってたけど、だんだん次はどんな実験をするのか楽しみでしょうがなくなってきた。忍びの厳しさも容赦なく描いてて女子供もバンバン斬られて死んでいくのが逆にいい。
相原コージ先生の作品は初めて読みました。絵がとても可愛らしく生き物たちの厳しい世界がコミカルに描かれています。ギャグについては全然ハマらなくてずっと真顔で読んでましたが、ウリ坊のお母さん💩💩💩のシーンだけ変な笑いが出ました。おもしろい!
相原コージ『漫歌』に収録されている「生きる意味を探す青年・浩(ひろし)と、食われるために生きていると言い切るブタ」の対話を元に、哲学の歴史や考え方を紹介するという変わった構成の本(なので文章が多い)。南部ヤスヒロは高校の教師で、もともとは倫理の教科書の副読本として使うことを想定に書いたそうだ。 哲学を漫画で解説する作品は結構あるが、漫画からスタートして哲学を解説するものは珍しいのではないだろうか。若干こじつけ感もあるが、その気軽さ含めてこんな読み方、楽しみ方もできるんだ、という発見があり、倫理や哲学を学ぶことに前向きになれると思う。
親指ほどの小さな小さな猫が自然の中でほのぼのと暮らす漫画。セリフのない4コマ漫画で、どこか絵本のような雰囲気が漂っている作品です。 小さい生き物ってやたらと可愛く見えてしまうものですが、元から可愛い生き物がちっこくなると、これはもう反則級のカワイさになります。 小さな目に映る世界は、不思議と広い世界にいるかのように感じて、たくさんの動植物と出会いがあり、読んでいて飽きません。大人だけでなく、小さな子どもが読んでも楽しめる作品ではないでしょうか。なによりも自由奔放に生きるねこの暮らしを眺めているだけで、誰もがほっこりとした気持ちになってしまうと思うのです。 補足:「ふたまん」というサイトで連載されていましたが今でも全話が公開されてます。試し読みするのにどうぞ。 https://futabanet.jp/list/futaman/tag/%E3%81%93%E3%81%B3%E3%81%A8%E3%81%AD%E3%81%93
まさかの縦スクロール。 横でめくって読むより、何が出てくるかわからない恐怖感が増すような気がする…。 https://comic-action.com/episode/13933686331665043223
シロクマ一家とそこに紛れ込んだウリ坊(イノシシのこども)の生活を描いた漫画です。途中から主人公シロの恋人としてヤマネの女の子ちょしちゃんも登場します。全盛期の相原コージの作品なので、キャラクターの表情もしぐさも大笑いさせてくれるものばかりです。背景にちょこちょこ登場する昆虫や小動物の生態は、実際の知識にもとづいてるので小学生くらいの子の知的好奇心も満足させてくれると思います。 この漫画の深いところは、動物たちの織り成すドラマを通して自然の厳しさなどいろいろ考えさせてくれる機会が持てることです。ネタばれなので詳細はふせますが、ちょしちゃんやうり坊のエピソードには涙なしには読めないものもあります。昔の漫画ですが、良い漫画なので、今の子供たちにもぜひ読んでもらいたいです。
※ネタバレを含むクチコミです。
週刊ヤングサンデーの連載時に読んでいたが、その時も面白かったが最近読み直して本当の面白さを理解できた気がする。白土三平作品を読んでから読むとより面白い。 ストーリー上での伏線はほとんど消化しているし、過去の忍者マンガのパロディや、相原コージのギャグ漫画家としての実験や面白さも発揮されている。 白土三平の「カムイ伝」ばりの忍者内での階級闘争という重い内容でありながらエロやギャグを混在させて感動させるのはすごい 忍者武芸帳や伊賀の影丸とも違う忍者マンガの傑作だと思う
アルピノのエゾヒグマの子供・シロを主人公にした漫画です。セリフをしゃべっているのはほとんどお母さん熊と弟の大ちゃん。物言わぬ動物の生態をギャグにした漫画なので、セリフをざっくりなくしても、勢いや雰囲気だけで笑えると思うんですが。また、本筋のストーリーのほかにも昆虫やら魚を使ったサイレント・ギャグをかましてますから、この部分だけ抽出しても面白い。どこの国でも、生まれてから一度も動物を見たことないなんて人はいないだろうし、擬人化された動物のドタバタ劇は下ネタも含めて万人受けすると思うんだけどなあ。あ、でもウリ坊の「うりうり?」というしぐさのかわいらしさだけは、擬音が無いとわからないかもしれませんけどね。
読者の意見を反映させながらギャグ漫画を描いていく実験的作品。ネットと出口調査で読者の意見を聞いていくんだけど、ストレスの吐口にしてるんじゃないかと思うような辛辣なご意見が多いので作者は相当しんどかったはず。ただの読者でも自分が面白いと思った作品が貶されてると自信なくなってくるもん。こんなに自分を追い詰めてまで漫画を描く必要なんてないんだけど、ここまでやってくれるのは相原コージしかいないと思うので一見の価値があるのは間違いないです。(ちなみに8話目の最終ページは編集判断で雑誌には載らなかったそう…) https://www.mangaz.com/book/detail/50481