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羅川真里茂
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羅川真里茂の作品の感想・レビュー
羅川真里茂
らがわまりも
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作品(11)
感想・レビュー(13)
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羅川真里茂の作品の感想・レビュー
13件
やっぱり羅川真里先生の漫画好きです
ましろのおと 羅川真里茂
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あいざっく
音楽を扱った作品で、更に題材として珍しい三味線を扱っているのですが、 ちゃんと登場人物たちの凄さや個性が伝わってきて、音が聞こえるように感じました。 元々三味線をやっていたのですが、「ましろのおと」を読んで更に三味線に興味を持ちましたし、 読んだ方もきっと三味線に憧れると思います。 三味線のことしか考えていなかった一匹狼気質の主人公が、 三味線を通して人と関わり変わっていく様子も見ていて楽しいです。 羅川真里茂先生の作品は昔から好きなのですが、 「ましろのおと」は特にみなさんにおすすめしたい大好きな作品です。
育児真っただ中の今読んで良かったって思います。
赤ちゃんと僕 羅川真里茂
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こめつぶ
パパ、小学生のお兄ちゃん、2歳の赤ちゃん。ママのいない3人家族のお話。 子供の気持ち、パパの気持ち、どちらも痛いほ伝わります。 あらすじを読むだけで泣けたので、育児が落ち着いたら読みたい。とストックしていた作品。 全然育児落ち着いてないですが読みました。 家族の大切さ、子供への愛情、子供からの無償の愛を感じられて、自分に振り返って1日1日を大切に生きようって思えました。 改めて家族の大切さを感じられる作品。 泣かないで読むは絶対無理です。
涙腺崩壊間違いなし
赤ちゃんと僕 羅川真里茂
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motomi
母親が亡くなり父親と小学6年生の長男と2歳児の次男の3人家族のお話。 突然小学生が家事や育児をしないといけない環境になる。 まだ何もわからない2歳児に本気で怒ったりイライラしたりかわいそうになるが、親になってから改めて見ると更に感情移入するので辛くなります。 でも、頑張ろうという気にさせてくれます。 家族愛もあり、泣ける場面もいっぱいありで涙腺崩壊は必須です。
「ニューヨーク・ニューヨーク」読んでみた
ニューヨーク・ニューヨーク 羅川真里茂
名無し
マンバのクチコミをきっかけに知った作品です。公式のあらすじで「ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作」と紹介されてますが、それが一番しっくりくる文句なような気がします。全4巻とは思えないくらい濃密な内容です。2巻の作者コメントには「単行本発売後に本屋を何軒か回ったら店ごとに置かれてるジャンルがバラバラだった(サイズの問題もあったらしいですが…)」と書いてありましたが、当時でも敏感な読者はしっかり理解してただろうけど、どういう漫画なのかチンプンカンプンだった人も多かったんだろうな。今だったらそんなことなさそう…かな?改めて少女漫画の懐の深さを感じた作品でした。
赤僕
赤ちゃんと僕 羅川真里茂
名無し
まだ赤ちゃんの弟を残して、母親が交通事故で亡くなってしまった小学生の少年と、そのお父さんが主人公の話です。少年のクラスメイトの大家族の子や、様々な仲間との交流を通して、育児を覚えたり、家族との大切さを感じたりする話です。後半はお父さんとお母さんの馴れ初めがあったりと、小さなエピソードの積み重ねがとても印象深くて、感動系のお話を読みたい方にはぜひおすすめしたいシリーズです。
推しをみつけたい
吸血鬼と愉快な仲間たち 羅川真里茂 木原音瀬
大トロ
セクシーなイケメンたちの群像劇という感じで読んでいて楽しいです!
贖罪の歌、優しく響く。
朝がまたくるから 羅川真里茂
あうしぃ@カワイイマンガ
幸せになりたいけれども、それを得ることは許されない……そんな苦しみや罪の意識を抱えながらも、寄り添わずにはいられない人達を描いた、三つの物語。 羅川先生が過去の連載で駆使してきた、お気楽コメディに苦しみを隠す技を封印。剥き出しにして突き付けてくる状況と感情は、生々しく、痛々しい。 三つの季語に詩情を託し、様々な「救い」の形を謳い上げる、これらはそんな「贖罪の歌達」。目を背けなければ、最後には必ず、優しさに出会える。 ●葦の穂綿 ふと出会った男性に、心惹かれる。どこか壁のある彼の、向き合っている「罪」を知った時……。 とてつもなく重い物を背負った、赦しを得られない人に、それでも支えたいと思う人が、ほんのひと時、寄り添う話。 ●半夏生 カメラマンになりたい女と、女装したい男子高校生。秘密を共有するうち、惹かれ合い、一線を超えるも……。 やましさと、どうしようもなく惹かれる気持ちを、互いの閉塞感の中で育んでしまった二人の、精一杯のけじめのつけ方の話。 ●冬霞 ネグレクトされた幼い双子を、若い男が誘拐する。何かから逃げる男は、一方で双子には、真っ当な愛情を注ぐ。彼は一体何をしたいのか……。 大きな負の連鎖に連なる、男と双子。双子を真っ当にしようとする男の動機を知ると、そのクソッタレな状況と、それに抗して足掻く男、そして彼に愛情を貰って始めて、自らの感情を出すことを覚える双子に、本質的に幸せを求める人の性を見て、切なくなる。 この作品については名作『赤ちゃんと僕』を描いたことで得た物が、反映されているのかもしれない。虐待の実態など、極端な事例のようでいて、実際に報道で触れる痛ましい事件のリアリティがある。
人の脆さとテニス愛の四重奏曲
新装版 しゃにむにGO 羅川真里茂
あうしぃ@カワイイマンガ
愛情を見失う者、支配しようとする者、失いたくなくて縋る者、恋と競技愛が混乱する者……。悩み足掻き、それでもテニスを「愛する」高校生達の、頂点を目指す三年間の物語。 ----- 常に世代のトップを争ってきた、滝田留宇衣と佐世古駿。精神面で佐世古駿に水をあけられ、ジュニア界から脱落した滝田留宇衣は、高校で出会った運動神経の鬼・伊出延久と共に、学生テニスの頂点を目指す。 物語は、この三人に、足の障害でテニスを断念した尚田ひなこを加えた四人が、様々に関わり、響き合う、切迫し熱気を帯びた四重奏の様相を呈する。 物語は、伊出延久の能天気さに覆われた、前向きコメディタッチで進行して行くが、話が進むにつれ四人は様々に、苦しみ崩れてゆく。 闘う動機を試合中に見失い、プロを目指したい気持ちが試合に反映されない滝田留宇衣。 しがらみから逃れる為に、自分のテニスにライバルの滝田と、好意を持つひなこのみを入れて孤立する佐世古駿。 プレイできない代償を、伊出と佐世古の両方を支えることに求め、自分の本心を見失う尚田ひなこ。 そして、常に明るい伊出延久も、テニスをする動機をひなこへの恋に置いてしまい、恋に躓くと立ち止まってしまう。 彼等が等しく見失うのは「テニスへの初期衝動」。この物語は、四人がそれぞれ苦しみながら、最終的に本当の愛と実力を手に入れる「歓喜の歌」なのである。 苦しみが深い分だけ、解放された時の晴れやかさと、きらめきに包まれた彼等の姿に、共に涙するほど心動かされる。 彼らの周りのチームメイト、指導者、ライバル達も、全員が苦しみを抱えており、その物語の解決を、ひとつひとつ丹念に描く。大小様々な物語にじっくり寄り添って、最後に皆で笑いたい、そんな作品だ。 ----- 加えて、作中で「車椅子テニス」をがっちりと取り上げて、困難の中でも、自分の心に真っ直ぐ向き合うことが描かれていて、心温まる。パラリンピック東京大会前に、『ブレードガール 片脚のランナー 』などと併せて読んでおきたい。
子供の頃アニメで見て
赤ちゃんと僕 羅川真里茂
名無し
原作はためし読みで初めて見ました。 このアプリで全巻読みたくなりますね。 子供の頃からアニメで見て大人になってから見ると 自分は子供好きだったんだなぁ可愛いなぁ子供が、、、。
子育て小学生が日本の家族観を揺さぶる
赤ちゃんと僕 羅川真里茂
あうしぃ@カワイイマンガ
母を亡くしたばかりの小学生・榎木拓也。彼の前には、泣いてばかりの弟、稔。母はなくても子育ては待ってくれない。家事に育児に忙殺され、苛立ち苦しむ拓也。それでも……やっぱり弟、可愛いかも。 —- ハートフルコメディというには、ちょっと息苦しく、それでも愛おしい作品である。 ほんの1、2歳の幼児にべったりで面倒を見る、思春期間近の小学生である拓也。子育てがうまくいかず、悩み、苛立つ彼の様子が、綺麗事を抜きに表現されるので、この作品で子育ての辛さに向き合うことになった読者の少女(そして私を含めた少年)は、ショックを受けたものである(昔話)。 家庭から目を外に向けると、拓也の前には、家庭や対人関係に苦しみ、傷ついた人達が現れ、捻じ曲がった言動を彼にぶつけてくる。 しかし拓也は、まっすぐさと優しさで彼らに接し、その捻じ曲がった心に気づかせて、本来の優しさを取り戻してやる。その優しい着地に私達は安堵しながらも、何か心を抉られたような痛みも同時に感じる。 家庭とは、性差とは、愛情とは……コメディに隠されて提示される問題意識は根深い。この作品を読んだ少女(私を含めた少年も)は、自分を支えている価値観や、甘く楽しい将来像を、激しく揺さぶられた。 2019年の今、この作品を読んでも、日本の家族観・性差の問題というのは、なかなか変わらない部分があるなぁ、と気付かされる。そういう意味で、1990年代のこの作品は今だに読まれる意味を持つし、この作品の問題意識を、新しいやり方で表現する漫画が、現れて欲しいと思う。 拓也の笑顔の向こうには幾千万の、年上・女(今作ではむしろ男)・母といった役割を押し付けられ、苦しんでいる人がいる。そういう人達のためにジェンダー論で戦う前に、まずはこの作品を読むことで、むやみに人を傷つけない、優しい解決を目指したい。
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