※ネタバレを含むクチコミです。
私が読んだときは、解説に「殺人ゲーム」なんて言葉があっても、ちょっと萌えっぽい絵柄に、ほわんとしたタイトルだから…、と常識的な見当をつけていたのです。でもそれは大間違いでした。この作品、私が今まで読んだ漫画の中で5本の指に入る凶悪な漫画といってもいい。主人公・雪輝の仮想世界に居るはずだった神=デウスが仕掛けた、未来を予知する日記を巡る12人によるサバイバルゲーム。勝ち残れるのはたったひとり。味方も信じられない闘い、というのはよくある設定ですが、特筆すべきは雪輝の絶対的な味方である由乃という女性。彼女がこの作品のキーパーソンであり、めっちゃクセモノなのです。こんなヒロインみたことない。イッちゃってるどころではない。具体的なことはばらさずにおきますが、首が飛んだり串刺しになる描写よりよっぽど怖い。心して読むべし。
一巻発売時にたまたま手にとって、ワクワクしながら読んでいた作品。 そんなに昔のことじゃないのに、主人公の未来日記がガラケーなのに時代を感じてしまう.... 異能力デスゲームものの中でも強烈な個性のキャラが立っていた。伏線も色々と張っていて、展開を予想するのが楽しかった。いま考えても日記を題材にして、デスゲームをやるという発想はスゴイ。繊細な作品とは言えないかもしれないが、発想と新規性をのある漫画だったと思う。
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