夫を殺した女ふたりの逃避行。向かう先は破滅か、それとも―…。 アツコとユリは、学生時代からの腐れ縁。しかし、2人で喋ったことはほぼなく、性格も合わない、趣味もグループも全く違う、正反対の存在だった。ある日、15年ぶりに再会した同窓会の後、2人は深夜のファミレスで話し込んでいた。それは、同窓会でユリの秘密を知ったアツコが起こした、ある行動について。 ねえアツコ、なんで私の旦那殺したの――…?
タイトル バカ女26時 というふざけた感じから、「ラブラブエイリアン」みたいなノリかなと思って読んだら全然違った。 友人の旦那を殺して、二人で東南アジアに高跳びするという話で、ギャグよりは、ヒューマンドラマやサスペンス的な話。 良い意味で期待を裏切られた。 最初の会話劇で、少しずつ漂ってくる狂気が圧巻で、一気に読んでしまった。 また、殺した動機が、DVに苦しむ友人を救う感じかと思いきや、他にも裏がありそうな雰囲気で気になる感じ。 個人的に、本当に殺したかどうかまだ疑っているので、このあたりも今後の展開が楽しみな作品です。
殴ったり刺したり死んだり(一人以外)しないのに、アングラ風味。 いや、一人いるからアングラ風味なのか。 同級生以外は共通点がなさそうな女二人、同窓会で出会った後に一路ベトナムへ。 アツコの不思議な雰囲気に、飲み込まれる。 出国したらユリの腕の傷がむき出しでも何も言わないアツコ。 現地の人達も何も言わない。不思議な距離感。 はてさて二人はこれからどうなる。
タイトル バカ女26時 というふざけた感じから、「ラブラブエイリアン」みたいなノリかなと思って読んだら全然違った。 友人の旦那を殺して、二人で東南アジアに高跳びするという話で、ギャグよりは、ヒューマンドラマやサスペンス的な話。 良い意味で期待を裏切られた。 最初の会話劇で、少しずつ漂ってくる狂気が圧巻で、一気に読んでしまった。 また、殺した動機が、DVに苦しむ友人を救う感じかと思いきや、他にも裏がありそうな雰囲気で気になる感じ。 個人的に、本当に殺したかどうかまだ疑っているので、このあたりも今後の展開が楽しみな作品です。