お江戸の町は新橋辺り、柳の下でほのかに灯る、担ぎ屋台の掛行灯。夢まぼろしの如き神出鬼没の蕎麦屋台、人呼んでその名も「幻庵」―――勘定方の重職をあっさり捨てて、早々に隠居した元旗本・牧野玄太郎。第二の人生と思い定め、身魂こめて「蕎麦作り」に打ち込む屋台には、今日も千客万来、十人十色の面々が、十人十色の問題を抱えて訪れる。蕎麦作りを極めんと切磋琢磨する元旗本の[人助け蕎麦打ち人生」!!
時代小説の旗手が描く大ヒットシリーズを漫画化!! 幕府財政の立て直しを図るため、六代将軍・徳川家宣の側近・新井白石は 水城聡四郎を勘定吟味役に抜擢。不慣れな役目に戸惑いながらも、御上の金を我がものとし 私腹を肥やす役人達に 肉薄する聡四郎のもとに、次々と刺客が訪れる。務めを利用し利権を貪る 悪党を一閃! 水城聡四郎、一放流の太刀! 【勘定吟味役とは】 幕府の財政を司る勘定方において、虚偽の申告や恣意的な支出を見張り監査する役目。不正があれば探索し、その証拠を掴む。職務内容の機密性から、同僚といえども 探索の対象や内容について報せることはない。