パンダが主人公。他は写実的なのに違和感のある漫画だけど読み進めてしまった。自分が心の病気カモと思って病院へ連絡すると一か月後の予約。心が弱っている人からしたら見放されたと同じ感覚かもしれない。追い打ちをかけるようにカラスに攻撃されるが助けが求められない。きっとそんな人が世の中には溢れているのかもしれないと感じさせる漫画でした。
鬱を治すためには日光浴びてご飯食べてよく寝てネガティブなこと考えないで……ってそんなん意識してできる人は健康でしかない。死にたくなったら助けを求めようって言うけど病院は予約でいっぱい。 皮肉みたいだけどこれが現実なんだと思い知らされた。 学生や子どもが自殺したニュースを見るたびに、大人になれば自由になれば楽しいこともあるのにと思ってしまうけど、今が辛くてどうしようもないのに先のことを考える余裕なんてあるわけないよな…。 せめて医療や行政へのアクセスがもっとスムーズになればいいのにな…と無責任に願うばかりです。
タイトル、目が覚めると28時間が経っていたの文字、読む前の注意書きで覚悟して読み始めたけど、キツイです。というか正直言うと、同じく大学生の頃作者さんと近い状態になったことがあります。読んでて思い出してしんどくなった。精神科や心療内科の予約の取れなささ、なんなんでしょうね本当…どれもリアルすぎて、死ぬ力がないから仕方なく生きてるんだよな、と改めて思ってしまいました。 鬱経験者も全くの未経験者でも、読んでて気分が沈んだり勉強になったり、今までの考えが変わったり整理されたり、色んな感想を抱くと思う。どんな感想でも間違いじゃないけど「へぇ鬱ってこんな感じなのか」程度でいいから覚えておいてもらえたら、もしかしたらいいのかもしれません。
パンダが主人公。他は写実的なのに違和感のある漫画だけど読み進めてしまった。自分が心の病気カモと思って病院へ連絡すると一か月後の予約。心が弱っている人からしたら見放されたと同じ感覚かもしれない。追い打ちをかけるようにカラスに攻撃されるが助けが求められない。きっとそんな人が世の中には溢れているのかもしれないと感じさせる漫画でした。