姉妹間で婚約者を奪われる主人公って生い立ちが辛くて自己肯定感が低いんですよねぇ。 誰にでも礼儀正しく、相手を推し量ることができて、物事をスポンジのように吸収する主人公シェリル。 家族や使用人からの扱いがひどかったのに、与えられることに慣れていないからほんの少しのことでも喜びになる。こんな素直で素敵な子はそうそういない。 一方、今までの婚約者の令嬢たちは噂を信じ自身の要望ばかりで伯爵のことを見ることがなかった。「愛」に対して距離を置いていたが、シェリルと過ごすうちに胸に沸いた感情を持て余すぐらい好意を持つことができた。 恋愛下手の2人が、使用人や、街の人たちに後押しされつつ 祝福されて幸せになっていただきたい！！