とちう
何年か前にジャケ買いした「私の好きな週末」を読み返してみました。買った当時も読んだのですが自分の中で面白いと思えるまで消化することが出来なくて。でも最近「いるのにいない日曜日」を読んだらすごく自分好みな作品だったし、世界観のヒントを掴めた気がしたので、今読んだら楽しめるかもと思ったのですがやっぱりまだ難しかったです。「もう体脂肪率なんて知らない」と「海辺へ行く道」も読んでから再チャレンジしてみようと思います。
とある夫婦と飼い猫が休日を過ごしてるだけの一冊なので、なんてことないと言えばそうなんだけど気づいたら夢中になって読んでました。「三好さん」って呼ばれてるから作者夫婦と飼い猫がそのままモデルになってるのかな。トウモロコシを食べ過ぎたなんて本当にたわいもないこともあれば、すっとぼけた話や不思議な話もあるのが面白い。ものすごく無口な義兄が出てきたのが個人的にインパクト大だった。私も出来ることなら毎週こんな日曜日を過ごしたいな。
とちう