第3次世界大戦終了後、人々を恐怖に陥れる未知の感染症がまん延。空気感染で瞬く間に広がったウイルスは、致死率が高く、眼球や歯茎から出血し、非常に恐ろしい顔貌になるため”赤死病”と呼ばれるようになった。治療法も見つかっていないため患者も医療従事者も死んでいく地獄。人間が全滅するまで、ただ待つのみと思われたが…。たった一か所だけ、未だに誰も”赤死病”に感染していない村があった。人類滅亡を救う唯一の鍵を求め、研究者カーライルは、世界最後の赤死病未到達地に足を踏み入れるーー!
霊感体質だがビビりの女子高生・日菜美は、学校帰りに人の手首を見つけてしまう。不気味に動く人の手首に、河川敷へと連れていかれる日菜美。そこには女子高生・麻衣子のバラバラ死体があり、手首は麻衣子の一部であった!日菜美はあまりにも悲惨な麻衣子の姿を目にし、彼女と彼女の家族のために何かできることはないかと考えるようになる。そんな時、麻衣子の兄・恭吾が日菜美に会いたがっていると聞き、彼について行くがーー!?奇妙な出会いをきっかけに凶悪な連続殺人事件に巻き込まれていく少女の、霊能力×サイコミステリー奇譚!