穏やかで優しくけなげな新進グラフィックデザイナーの竹上成見。偶然にもデザイン業界で有名なあこがれの加瀬暁生に出会ってしまうが、これは偶然ではなく運命であった。見惚れてしまうほど精悍な体つきと鳶色の瞳の整った顔立ちの加瀬は、成見の姉の元恋人でデザイン系の本を成見にプレゼントしてくれていた。加瀬に誘われ仕事のパートナーとなった成見は、ある日、加瀬の激しい愛撫に晒され淫らな衝動に翻弄され戸惑い心乱れていく……
世界的に稀有な天才・メールソプラノ歌手の織田真郷。父親の管理され、篭の中の鳥状態な真郷を救い出してくれたのは、クールで危険な男・森脇だった。彼に惹かれていたが、強引に組み伏せられ、奪いつくされ、薔薇の蕾に溢れるほどの蜜を注がれてしまう。蹂躙され征服されても、森脇への恋する気持ちが消えない真郷だったが、衝撃の事実を知ってしまう――
もう決めた。お前は俺のものだ──外資系企業で働く繊細な容貌の外川一海は、ライバルで完璧主義者・壬生の部下として働いている。彼に唯一対等に接することを許されている一海。しかし、壬生が捨てた元恋人で弁護士・澤村が一海に自分の香りを残したことが壬生の態度を豹変させた。自分の魅力に無防備な一海に激怒した壬生の、傲慢な愛撫が一海を襲う※本作品は、紙書籍としてBL小説レーベル、アルルノベルス(ワンツーマガジン社)から発行された作品の電子書籍版です。予めご了承ください。
“美貌の恋愛アドバイザー”と騒がれる西洋占星術師の川嶋篤紀は、ある日、シニカルな笑みを浮かべる設楽雅和と出会う。設楽は化粧品メーカーの敏腕広報PRマネジャー。設楽からの強引なトークショーの依頼を一度は断るが、その予感めいた感覚に惹きつけられ引き受けてしまう。なぜか、妹の真理香のことを気にする設楽に疑問を感じながら、篤紀は次第に彼の甘美な魅力に惑わされ、淫らな愛撫に溺れていく……