ヒミツを抱える外交官×ノッポな薄幸犬好きオトメ、もふっとツン&キュン変身恋物語! 高身長がコンプレックスの少女・ののは、継母や姉たちから非情な扱いを受けていた。そんな彼女がある夜に出会ったのは、美しい1匹の狼。癒やしをくれたその狼との再会を願うののだが、突然英国の外交官が住むお屋敷に呼び出されて…!?
二大“凶”吸血鬼の一人として恐れられるエレオノーレは、見境なく血を吸っていたため体調を崩していた。そんな時…偶然出会った健康食男子の血を吸った彼女は、健康“食”志向に目覚めることに! 毎日おいしく彼の血を吸うため、彼女は彼と契約を結び、二人は同棲をするのだが…!? 不思議なほのぼの吸血ライフ第1巻!
生まれつき角が生えている“鬼っ子”のキイチは、ある日、本に描かれたものを“出し入れ”できる貸本屋の元太郎(もとたろう)と出会う。その力を目の当たりにしたキイチは、世界と自分の出自を知りたい、と元太郎を追って旅に出る。やがて、その行動は世界を揺るがす事態に繋がってゆき――。 期待の新人・天乃タカがやわらかいペンタッチで綴る和風ファンタジーロマン。
男性に変身できる特殊な能力を親から受け継いだ高校生・鈴。でも、平和な現代では使い道がない。同じ能力を持つ朋、悠と「町内ヒーロー」を結成することに!?甘酸っぱい青春の性別不問ラブストーリー!
ひとり田舎に預けられた少女・みっちゃん。慣れない町に戸惑う彼女は鍛冶職人の青年・ケンと、鍛冶場の神・キツネと出会う。その出会いは、彼女の心を大きく成長させるものとなった。しかしその成長はケンや、神であるキツネに大きな変化をもたらすことに――。注目の若手作家・天乃タカが描く、初の現代劇。待望の単行本電子化!!
「なにものにも縛られず、自由に文學(ぶんがく)を愛する」、それが文學倶楽部。だが、その倶楽部は女人禁制であった――。「女」の自由に制約があった時代、なにをするにも「女のくせに」と咎められていた時代。幼い頃から読書を好み、本を愛し、文章を書く喜びを知っていた少女・百音(もね)は、長い髪をばっさりと切り、男物の服を着て倶楽部の門を叩いた。「頼もう、僕を文學倶楽部に入れてほしい」……。正体を隠し、仲間を裏切りながらも、自分の夢に向かってまっすぐ進んでいく”文學ガール”!笑顔、苦悩、喜び、不安……、思春期のくるくる変わる少女の表情を鮮やかな筆致で描き上げる、俊英・天乃タカの最新作!
幻想か、それとも実在するのか。魔女と呼ばれる美貌の女性・マリーは、人間たちの日々の営みを、神の視点から静かに見つめる。ときには登場人物に従い、ときには物語を導いていく。生者か、それとも死者か。魔女マリーとは何者なのか……。読切連作形式で不定期に発表されてきた、天乃タカの「魔女マリー」シリーズ上巻。