麗しく、誰にでも分け隔てなく優しい御曹司・亜蘭(あらん)には気になる人がいる。同じ大学の同級生、雨宮昴だ。キャンパスで目が合った瞬間に、稲妻が走ったかのような衝撃を受けたのだ――…。このときめきが何なのかはわからないが、とにかく彼と仲良くなりたい! でも、ミステリアスな雰囲気を漂わせる昴は、簡単には近寄らせてくれず…。不遇な青年と御曹司、彼らの卒業までの300日がはじまる!
夜のオフィスで、僕は首輪をつけられ跪いている。首輪から繋がる鎖の先には、いつも優しい先輩が意地悪な顔で微笑んでいて…『どうしてこうなった!?』先輩は完璧。容姿端麗、頭脳明晰、周囲からの信頼が厚く、女性にもモテる。そして優しい、僕の憧れの人…。そんな先輩から、荷物の受け取りを頼まれた。「絶対に開けないで」と言われたけど、うっかり開けてしまう。その中身は…いわゆる「オトナのオモチャ」というもので…!?「開けないでって言ったのに」――言いつけを破った僕は、もう先輩からの命令に逆らえない。「これ全部、一緒に試してもらうよ」――その一言から、僕たちの関係は大きく変わってしまった。これから一体、どうなってしまうんだろう…?