お嬢様か生徒会長タイプの主人公の恋愛
check_circle
解決済み
visibility
128
mode_comment
3
園宮さんの婿事情
ミリオン
▼いつごろ読みましたか
2021〜2022年頃
▼なにで読みましたか
単行本(電子)
▼本屋さんにあるとしたらどこの棚ですか
少女・女性
▼作品の長さは
だいたい【 2 】巻くらい 連載中
▼絵柄を他のマンガ(著者)で例えると
きれいめ 少女漫画系
▼作品タイトルの印象
分からない
▼著者の名前の印象
分からない
▼作品について覚えていること【必須】
主人公は生徒会長かお嬢様などの強いタイプ。
勉強もできるし、ビジュアルもよく人望もある。
揉め事があったら仲裁して、一睨みで相手が怯む感じだったはず。
恋愛要素はまだ少ないが、相手役のような男性が転校してたかで対面する。
二人は以前からの知り合いのようだが、主人公には記憶になく、相手の男性の表情に何か引っかかる。
笑顔なのに本心から笑っていないみたいな印象。
主人公のビジュアルは黒髪長髪ストレートだった気がします。
曖昧で申し訳ございませんが、お心あたりのある方よろしくお願いいたします。
幼馴染の結婚式に出席するシーンから始まり、中学高校時代の回想にたっぷりと尺を割いて各々の背景事情と揺れ動く感情の変遷をとても丁寧に描かれていく物語です。 幼馴染……その関係性からしか摂取できない成分は確実にあります。積み重ねた時間の長さの分だけ、さまざまな思い出も想いも堆積しているわけで。知り合って数年では生まれ得ない濃厚なものがそこには確かにあります。 ただ、一口に幼馴染と言ってもそこには無限の色合いがあり形があり化学反応が存在します。冒頭のシーンからも解るように、決してこれは仲睦まじく結ばれる幼馴染の物語ではありません。むしろ、特別で大切な関係だからこそ行なっておかなければならないものを描いています。 それでも、ふたりの間には周囲からは届かず理解が難しいふたりにしか共有できないものがありました。その何ともいえない愛おしさと、綺麗な感情とは裏腹に生じてしまう歪さのリアリティが胸を焦がします。 また、そんなふたりを遠巻きに取り巻く外野の存在の描き方も大変良いです。巻末の描き下ろしは最高でした。 濃厚な学生時代の描写と大人になった後とを読んで、人生は往々にしてままならないけれどこうやって一歩一歩進んで行くものだよなぁとしみじみ感じ入りました。 上質な感情が紡がれている物語です。