「あれは事故じゃない…殺人なの」――言語聴覚士として病院で働く智美は、ある日患者である女子高生・聖子から、先日亡くなった男性医師・橘の死の真相は事故ではなく殺人であると告げられる。これは真実? それとも彼女の虚言? 不安にかられながらも病院の慰安旅行で一同が向かったのは南の島。しかし、到着したホテルで智美を待っていたのは、警察からの連絡――聖子が死んだという報せだった。南の島で次々明かされる、同僚たちの見知らぬ一面。次々起こる不穏な事件を前に、智美の選択は…? スリルに満ちた楽園のサスペンス、開幕! ―本作品は小説投稿サイト「エブリスタ」で人気の「ミステリー・イン・パラダイス」のコミカライズです。
選ばれる女、幸せな結婚、そういう場所にいるのは私とは違う人種――。高い身長やキツイ印象の顔で“女らしくない”ことにコンプレックスを抱く北邑は、次々と結婚していく女友達を見て焦りを感じていた。そんなある夜、偶然会ったのは、苦手だと思っていた同僚・児島。ずぶ濡れの姿で「恋人に家を追い出された」と言う児島を家に上げ、酔った勢いで恋愛経験がないことを打ち明けると、突然押し倒され――「俺はすごくかわいいと思ってるよ」その言葉の真意とは…?
ラブドールに「ハル」と名付け、密やかに愛でていた西藤の職場に現れた新人。彼女は――大きな瞳に黒い髪で、どこからどう見ても――「ハル」にそっくりだった。