【イラスト付き】半獣のうさぎと人間が共存する国・クローヴァ王国。その王国で幼い王子の教育係を勤めるリトは、国で唯一の「垂れ耳うさぎ」だった。耳が垂れていることで出来損ない扱いを受けるが、活発で心優しい第四王子のクレイデルと楽しい毎日を送っていた。そんなある日、病気で伏せっている第一王子の症状が悪化する。なんでも、遙か昔に滅びたうさぎの国の遺跡に魔法の剣があるらしく、どんな願いでも叶えてくれるらしい。大好きな兄を救うため遺跡を目指すクレデルと一緒に、リトも旅立つことに。護衛として、腕は立つがなぜか一切アーマーを脱がない風変わりな騎士・ロゥも加わり三人の旅が始まる。徐々に仲を深め家族のような絆を築く三人だが、ロゥは実はうさぎの天敵のオオカミで…!? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
【イラスト付き】 トルメリア王国の西の森にある湖には、虹色に煌めく鱗を持つ尊き白竜・ユナンが棲んでいる。ある日、災厄の対象として駆られる立場にあるユナンの元に、王国を統べる皇帝・スハイルが討伐に現れた。駆られる寸前、ヒトの姿になり気を失ったユナンだったが小さなツノを額にもつユナンは不審に思われ、そのまま捕らわれてしまう。王宮に囚われたはずのユナンだったが、一目惚れされたスハイルにあれやこれやと世話をやかれ、大切にされるうち徐々に心をひらいていく。やがてスハイルの熱烈なアプローチに陥落したユナンは妊娠してしまい…。
宿無しヤクザの三宗は跡目に裏切られ組を離れることに。そんな時、香ノ木葵という美麗な男性に拾われる。香ノ木家は日本を代表する名家のひとつで、葵は実業家の若当主だった。三宗は用心棒として雇ってくれるよう頼むが、なぜか執事として採用される。執事=大富豪の使用人を束ねるトップの座。そんな慣れない仕事に悪戦苦闘する三宗だが、不器用ながらも執事としての風格を備えていく。その矢先、葵に「執事の君は一生僕に尽くして僕だけのものでいなければいけない」と迫られて…? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
高校生で可愛らしい容貌の天海七星は、部活の最中に突然異世界へトリップしてしまう。そこは、トカゲのような見た目の人やモフモフした犬のような人、普通の人間の見た目の人などが溢れる異世界だった。突然現れた七星に対し、人々は「ルルス様!」と叫び、騎士団までやってくることに。どうやら七星の見た目がアルクトス公国の行方不明になっている皇子・ルルスとそっくりで、その兄・ラナイズが迎えに現れ、七星は宮殿に連れて行かれてしまった。ルルスではないと否定する七星に対し、ラナイズはルルスとして七星のことを溺愛してくる。プラチナブロンドの美形なラナイズにドキドキさせられ複雑な心境を抱えながらも、七星は魔法が使えるというルルスと同じく自分にも魔法の才能があると知り…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
長い銀の髪を持つ身よりのないイリスは、港町の教会に引きとられ老医者の手伝いをしながら暮らしている。記憶がないながらも過去のトラウマから海と海賊を苦手としていたイリスは、ある日、仕事の途中で港に停泊していた海賊に絡まれてしまうが赤髪に金の瞳を持つ長躯の男・海賊のハルに助けられる。しかし、助けたのがイリスという名前だということを知ったハルに、イリスの過去を知っていると告げられる。さらに宝の地図のため、「俺は、お前をさらうことにした」と、助けてくれたはずのハルにさらわれてしまい――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
ルームシェアをしていた友人に裏切られ、マンションを追い出された大学生の森本夏月。大学や漫画喫茶に寝泊まりしながらアルバイトを増やして頑張っていた夏月に、アルバイト先のカフェの常連で、大手出版社勤務の椎名から家に来てもいいと誘われる。迷惑をかけてしまうと断っていた夏月だったが、睡眠不足と疲労から倒れてしまい、目が覚めると椎名のマンションにいた。しかし、実はそこは椎名のマンションではなく、彼の同僚である羽生のマンションだった。見た目も華やかな椎名に威圧感のある容貌の羽生。そしていたって平凡な夏月。その日から、三人の同居生活が始まり――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
高校生の神尾和音は、幼いころから身体が弱く幼馴染でお隣に住む犬養志紀に頼り切って生きてきた。そんなある日、突如和音にケモミミとしっぽが生えてしまう。驚いて学校から逃げ帰った和音だったが、追いかけてきた志紀に見つかり、和音と志紀の家の秘密を知らされる。なんと、和音は獣人である犬神の一族で、志紀の一族はその神に仕え、神官のように、代々神尾家を支える一族だという。驚いた和音に、志紀はさらに追い討ちをかけてきた。なんと、「犬は躾けないとな」と、和音に首輪をはめてきて――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
疫病神体質の三上卯月は、疫病神と詰られながら育ってきた。卯月を生んだせいで母親は亡くなり、自分を引き取ってくれた叔母の家では原因不明な火事に見舞われた。初めてできた友達も交通事故に…いつしか卯月は他人と関わらないようにと自ら命を絶つことばかり考えるようになる。そんなある日、ヤクザの佐田と出会い、殺されそうになる。全く抵抗しない卯月を面白がった佐田に、どうせ死ぬのならこれくらいなんでもないだろうと抱かれてしまい、その上佐田の自宅に連れていかれてしまう。しかし卯月はようやく出来た自分の居場所に安心感を覚え…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
大学生の八雲が友人と遊んでいると、突如妖怪が現れる。友人が妖怪に捕らわれそうになり、恐怖に凍りついた八雲が思わず母から持たされたお守りを握りしめると、耳元で『私の名前をお呼び下さい』と男の囁く声が…。ふと頭の中に浮かんだ『炯』という名を口にすると、銀色の髪をした美貌の男が現れたが、自分たちを助け、すぐに消えた。翌朝、そのことは誰も覚えておらず、白昼夢でも見たのかと思っていた八雲だったが、突如手のひらサイズの白い狐が現れ、自分は『あなたさまの忠実な下僕』だと言い出して――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
母が亡くなり、天涯孤独となった千鶴。アルバイトをしながら一人孤独に生活する千鶴の元に、ある日、存在すら知らなかった祖父の弁護士がやって来る。なんと、千鶴に数億にのぼる遺産を相続する権利があるらしい。しかし、遺産を相続するには士郎という男と一緒に暮らし、彼の面倒を見ることが条件だという。しばらく様子を見るため、一緒に暮らし始めた千鶴だが、カッコイイ見た目に反して、ワガママで甘えたな士郎。しかも興奮するとネコミミとしっぽが飛び出る体質で――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。