究極の選択を迫られるも、残された時間はあと一日しかない……。あなたならどうする?人生において最も大切な人、あなたをずっと支え続けてくれた人が、病院のベッドで生死の境をさまよっている。あなたを狙った銃弾が、その女性の体を貫いたのだ。しかも、人生における悲劇はこれが最初ではない。あなたの周囲にいる人たちは、災難、狂気、他殺といった非行な出来事に次々と見舞われてきた。これらの不幸の原因は、あなた自身にある。あなたという存在、あなた自身の人生がすべての元凶なのだ。愛する人を救える力があるのだが、その為には大きな犠牲を払わなければならないとしたら、あなたはどうするだろう? スパイダーマンの選択はここにある……。全米のコミックファンを驚愕の渦に巻き込んだ事件「ワン・モア・デイ」。何が衝撃で、何が問題作なのか……あなたの目でぜひ確かめてほしい。すべてが消されていく……これは一つの”スパイダーマン:エピソード0”である。●収録作品●『AMAZING SPIDER-MAN』#544-545『SENSATIONAL SPIDER-MAN』#41『FRIENDLY NEIGHBORHOOD SPIDER-MAN』#24『MARVEL SPOTLIGHT:SPIDER-MAN₋ONE MORE DAY/BRAND NEW DAY』©2021 MARVEL
主人公クラーク・ケントは普通の人間ではない。空を飛び、壁の向こうを透視し、見つめるだけで物を燃やすことができる。まさに「人間界に降臨した神」である。しかし彼は孤独であり、生きる目的もない。ほとんどの青年がそうであるように、人生で何がしたいのかもわからない。なろうと思えば、なんにでもなれる。自分のパワーと正体をうまく隠しさえすれば……。だが、異星からの侵略者によって地球存亡の危機に晒されたとき、クラークは人生最大の決断を迫られる。平凡な人生を歩む可能性を捨てて自らの正体を世間に公表するか、それとも世界を滅亡させるか。クリプトン星の最後の生き残りは、母星を滅ぼした異星人の魔の手から地球を救うことができるのか?【推薦コメント】本書は人物造形、神話性、アクションのバランスが絶妙であり、傑作の名に恥じない仕上がりである。すべての場面に説得力がある。天国のジェリー・シーゲルとジョー・シュスターも絶賛してくれるに違いない。――リチャード・ドナー(映画監督/代表作『スーパーマン』)本書において、ストラジンスキーはまたしてもその才能を見せつけてくれた。伝統あるキャラクターを再解釈し、新鮮で、共感もでき、さらに人間味溢れるキャラクターへと再創造したのだ。――デヴィッド・ゴイヤー(脚本家/代表作『ダークナイト』『マン・オブ・スティール』)ストラジンスキーは大人特有の深みと子供特有の驚きを融合させる天才である。本書は「鋼鉄の男」の誕生秘話を、原点に忠実に、しかし見事に再解釈したものである。――マックス・ブルックス(作家)100年近くにわたって、もっとも愛され、もっとも認知されているキャラクターを再創造するとしたら、最高の人材に頼むしかない。スーパーマンを再創造するなら、ストラジンスキーしかいない。正真正銘の傑作である。――ハーラン・エリスン(SF作家)●収録作品●『SUPERMAN: EARTH ONE』(c) & TM DC.