雑誌で『社外取締役 島耕作』から続けて読むと、期待感とスピード感満点のカラー1ページ目から、次の見開きで盛大にがっかりする。 見ると主人公も同様に猛がっかりしているわけで、これで主人公と読者が一気にシンクロできる構造になっているわけだ。 ……というか、『転生したら今野の部下だった件』なんて異常な設定、よく思いつくな! ただ脱帽するばかりのヤベエ新連載です。
島耕作のスピンオフはコケまくってるからこれも地雷臭しかしない。まず令和の現代にシマコー好きな大学生なんて設定が無理があるし、作中で主人公が「スピンオフ含む全1200話を1000回以上読んだ」とヤケクソめいたこと言ってるのも説得力がない。そんなの物理的に不可能に決まってんだろ。やたらと数字盛るだけで説得力が何もない。シマコー愛を語る割に現状それらしい描写もないのはいただけない。 島の出世で不幸になった今野を救う話らしいが、正直今野よりも救ってほしいキャラは他に山ほどいるんだよな。 あとは台詞もやたら長い。長々と説明台詞だらけで読むのもただただしんどい。聞いた話だとこれでも台詞の量削った方だというから困惑しかない。 そして何より申し訳ないが絵がヘタクソ。これに尽きる。 まあ色々酷評したけどまだ1話だから様子見だろうか。主人公はシマコーシリーズを「聖典」とまで言って前述のように読みまくり「どのページにどんな台詞があったかも頭に入ってる」と豪語しているので、半端なことは絶対できないくらいにハードルが上がってるので、どんなマニアックな知識が出てくるかという点は期待したい。
古来より続く人気ジャンル「魔法少女」モノの人気が『魔法少女まどか☆マギカ』によって更に過熱してから早10年。 正統派の魔法少女モノの設定を踏襲した様々な亜種が登場した10年でした。 その中でも、特に異彩を放つ作品の1つがこちらです。 タイトル通り「魔法少女」という名前を冠しながら少女どころか女性、何なら若い男性すらほとんど登場せず、ほぼおじさんしか描かれません。 腎臓の結石を気にする五十路間近のおじさんに超強力な魔力回路や濃密な魔素が備わっているという、それっぽい単語を使った設定が素敵です。 一見出オチのような設定ですが、読み進めると意外な深みも出てくるのはある意味『まどマギ』的でもあります。 おっさんしか出てこなくても、面白い物語は作れるという良いお手本です。
雑誌で『社外取締役 島耕作』から続けて読むと、期待感とスピード感満点のカラー1ページ目から、次の見開きで盛大にがっかりする。 見ると主人公も同様に猛がっかりしているわけで、これで主人公と読者が一気にシンクロできる構造になっているわけだ。 ……というか、『転生したら今野の部下だった件』なんて異常な設定、よく思いつくな! ただ脱帽するばかりのヤベエ新連載です。