家にも学校にも居場所がない“とよ”と、海辺で会った同級生の“はじめ”。二人は同じ痛みを共有していく─────。新鋭・高見奈緒が描く孤独な少年少女の痛みと再生の物語。圧倒されるような筆致で、繊細な少女たちのエモーショナルな心情を描く。電子書籍限定特典イラストを収録。【目次】 #1 #2 #3 #4 #5 海、のち晴れ、のち 【電子書籍限定特典】
漫画は孤独を救えるか? 異常気象で猛暑の東京で暮らす8歳の少年・皆蔵(みなぞう)は、両親が離婚し家族が離れ離れになったことが悲しい。救いを求めるのは、世界的にヒットしている漫画『モクモクマン』。その作者・獅子王(ししお)もまた、心に空いた穴を埋められずにいた。彼らの思いや祈りが紡いでいく、混沌とした世界の行方は―――? 新鋭・高見奈緒が描く近未来ヒューマンドラマ、上巻。【目次】 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 春をめぐって 電子特典
BULL初登場の作者がおくる、さわやか思春期ストーリー! 才気あふれるみずみずしいタッチに引き込まれる。(ヤングキングBULL2021年10月号)
「君となら、悲しみは2等分だ ほら、私たちは共有している!」(冒頭のモノローグより) 冒頭の鮮烈なメッセージに導かれるように、物語のラストまで一気に読みました。 これはとても良い漫画ですから読んで!としか言えないですが、誰しも同じように「良い」と感じるかどうかわからないです。ただ、漫画としては秀でてるのは確かで、その圧倒的な漫画の上手さを超えて、読んでいて情景や感情が迫ってくるような感じがしました。 全体的に暗い物語ではありますが、「海のち、はれ」のタイトルが示す通り、希望の込められた物語で、読後感は良いです。海辺の物語だからかな…?「山」ではこうはならない気もします。 作者の高見奈緒先生は、これが初単行本とのこと(すごい) 早くも映像化の依頼があってもおかしくないですよこれは。
ツイッターでよく見かけるなと思って内容を特に確認せずに買って読んでみました。ものすごく簡単にいうと、親から適切に愛をもらえない境遇にいる少年と少女が出会い、相手の存在によって自分の存在意義を見出す、そんな話です。 あまりひとに薦めやすい話ではないけど、末次由紀先生の帯コメントに ー この物語が必要な人が必ずいる、その人に届けたい と思いながら一気に読みました。ー とあり、もうここに集約されてるなとこれ以上のことは何も言えねえって感じです。 この高見先生、マトグロッソで新連載がすでに始まってるみたいです。期待ですね。
「君となら、悲しみは2等分だ ほら、私たちは共有している!」(冒頭のモノローグより) 冒頭の鮮烈なメッセージに導かれるように、物語のラストまで一気に読みました。 これはとても良い漫画ですから読んで!としか言えないですが、誰しも同じように「良い」と感じるかどうかわからないです。ただ、漫画としては秀でてるのは確かで、その圧倒的な漫画の上手さを超えて、読んでいて情景や感情が迫ってくるような感じがしました。 全体的に暗い物語ではありますが、「海のち、はれ」のタイトルが示す通り、希望の込められた物語で、読後感は良いです。海辺の物語だからかな…?「山」ではこうはならない気もします。 作者の高見奈緒先生は、これが初単行本とのこと(すごい) 早くも映像化の依頼があってもおかしくないですよこれは。