一生私のそばにいてくれ。どんな時も義母に冷遇され、婚約者を義妹に奪われたウィスタリアは、前から好きだった男爵リシャールに求婚されて彼の家で一緒に住むことに。「約束しよう。君だけがわたしの妻だ」彼に望まれるなら爵位や財産などどうでもよかったのに、次々と豪華で上等な品を贈られ溺愛される日々。とまどいつつも幸せを噛み締める中、彼が本当は公爵家の令息だと知って!?★電子限定8周年記念SS付!(紙版SS+電子限定SS2点の計3点を収録しています)
「二人のうち、優秀な方を跡継ぎにする」――突然父から言い渡された後継者レース。大企業の御曹司・斎(いつき)の前に現れたのは、怜悧な美貌の義弟・立城(たつき)。しかも「絶対あなたに勝ってやる」と、正面から宣戦布告してきた! 闘争心を剥き出しに挑んでくる立城に、逆に興味をかきたてられた斎。なんとか接近しようとするけれど…!? 恋と跡継ぎの座を賭けたラブバトル!! ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
一流ホテルに勤める黒川(くろかわ)は、パーティ部門の有能なチーフ。ところが部門強化のため、突然の出向命令が…!? 異動先はなんと新進ブライダル・コーディネーターの小さな事務所。しかも上司の奈々蔵(ななくら)は茶パツで年下!! 内心訝っていた黒川だけど、奈々蔵は子供っぽい一面と裏腹に大人の計算もできる実力派。一緒に働くうちに、驚きは恋へ変わり…!? アダルト・ワーキングラブ。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
大手レジャー企業で働く椎野誠(しいのまこと)は、新米秘書として修業中。そんな彼に突然、社長の大路幹(おおじみき)が嵐のプロポーズ!? 鍛えた身体に野性的なマスク、仕事のデキるイイ男がどうして男の俺を? 戸惑う椎野に、大路は毎日強引にアプローチ!! 「どうだ俺を選ばないか」――仕事の合間に冗談のように口説いてくる、だけどその眼差しは真剣で!? アダルト・オフィスLOVEv ※口絵・イラスト収録あり
食事やデートの誘いは断られ、毎日定時帰宅してしまう――部下で恋人の青山(あおやま)の不審な行動に、浮気を疑う眉村(まゆむら)。けれどそれは、隣家の子供の面倒を見るためだった!? 付き合いたての俺だって、青山の手料理を食べたことないのに――小学生の風太(ふうた)相手に嫉妬するなんて情けない。眉村の葛藤をよそに、風太は青山を兄のように慕い懐いている。そのうえ、青山を奪われまいと一人前に独占欲を見せて!? ※口絵・イラスト収録あり
受験に失敗、絶望のあまり川に身を投げようとした三鈴を一喝し救ってくれたのは、新進気鋭の芸術家、隈だった。やがて大学生となった三鈴は、隈のアトリエで雑用のバイトを始めることに…。憧れはいつしか燃えるような想いへと変化し…ついに「肉体関係もありの恋人にしてください!」と告る三鈴。だが、隈にはちょっとアブナイ嗜好があって…踏み込んだのは大人のエッチの世界!?ドキドキの初めて尽くしLOVE★
両親を轢き逃げした男は、俺が絶対に捜し出してやる――中学三年生の幼い心に、冷めない怒りと悲しみの炎を宿した律(りつ)。そんな律の前に現れたのは、悪魔だと名乗る美貌の男・黒川(くろかわ)。「お前の炎は誰より美しい」契約すれば何でも望みを叶えてやると誘惑してくる。悪魔の甘い囁きを何度拒絶しても、黒川は側を離れようとしない。そんな関係が続いて10年――ついに犯人の手掛かりを見つけて…!? ※口絵・イラスト収録あり
病院で目を覚ました黒河は、事故の影響により記憶を失っていた。その時そばにいてくれたのは実業家の生田目という男。彼曰く自分たちは恋人同士だったという。黒河は生田目の目の前で車に轢かれており、そのトラウマゆえ生田目は激しい執着を見せる。記憶が戻らない以上頼る相手もおらず、黒河は生田目との甘苦しい軟禁生活に溺れていく。だが少しずつ戻る記憶で自分はチンピラ上がりのヤクザだったことを知り同時に生田目からの強烈な視線を思い出す。自分は一体何者なのか…そしてあの視線の意味は――?
三十歳を迎えて童貞だと魔法使いになれるという都市伝説――まさに蓮は魔法使い予備軍だ。純情ゆえにキスをしたこともない。そんな蓮の隣人・羽川は妖艶で美しく、いつも女性を部屋に連れ込んでいる男。遠い存在のはずだったのに、空腹の羽川にご飯をふるまってから気に入られ、食事を共にするようになる。だがある日「男は好みじゃないけど、君は特別だ」と、突然押し倒されてしまい――!?
もう、情熱的な恋愛をする体力も精力もない――そんな想いでいた40代の村雨は、とあるバーの常連客・桐谷に恋をしてしまった。小綺麗で、優しい微笑みが魅力の小説家である彼。若くもないし、なにより男だ。わざわざ面倒ごとを増やしたくない。でも、桐谷が欲しい。村雨は、恥を忍んでゲイの部下に恋愛相談したり、身体改造のためにジムに通ってみたりと奔走し、ようやく桐谷とふたりきりの甘い夜を手にした……はずが、慎重になりすぎてどうもうまくいかず――?