久しぶりに、良い意味で裏切られたマンガに出会えました。 母親がFXで貯金を溶かしてしまい、自殺。 その復讐心から、娘である主人公もFXの世界に飛び込む話。 めちゃくちゃおもしろい。 予想の斜めいく展開も、ちょっと狂気じみたキャラクターたちも、どこか闇深くて、本当に良い意味で裏切られる。 親父の文字通りタンス預金にまで手をつけるあたり、イッチャっている感じがグッド! そして、なによりFXによって資産が溶けていく演出がエグい。 見ていてこっちもヒリヒリします。 ここもスゴイので見どころです。 たぶん、書誌内容にある 『楽してお金儲けをしたいすべての人へ送る』 の本当の意味は、 『楽して稼げることなんてねーぞ』 って言いたいんだと思う。 それくらい、みんな生死をかけている。 萌え絵から闇オチのギャップがすごいので、ぜひご覧いただきたい。 投資は自己責任でお願いしたい所存です。
〇〇×女子という作品は、ジャンルを緩く紹介するものを想像しがちですが、本作はそういう感じではありません。1巻を読み終わって、私自身の経験……FXでは無いけれども少しだけ相場(個別株)に触れていた時の事を思い出して、身体が強張りました。 主人公の女子大生は、過去に母親がFXで大損の末自殺に追い込まれたのを、自分の責任の様に感じている。 お金のためではなく、自分の戦いとして始めるFX。奨学金が貰える程の頭脳で、時間をかけてFXを学び、冷静さをもって始めたトレードでしたが、次第に泥沼にハマり冷静さを失ってゆく。危機に陥るたびに口当たりの良い言葉で自らをごまかし、気高い言葉で博打を正当化する主人公は見ていて辛い程。そこにゆるふわさはありません。 主人公を煽る投資仲間の存在も不穏。よく投資について助言したり情報を流す人はオンライン・オフライン問わず存在しますが、そういう人達が何を思っているのかを考えると、こういう人もいるのかもな……と、正直怖くなる。 カワイイ絵で描かれる表情の変化は次第に狂気を伴って、激しいチャートの浮き沈みに人が翻弄される様を残酷に描き出す。今まであった金融系漫画の泥臭さよりはむしろホラーに近い読み心地の、恐ろしい作品でした。
久しぶりに、良い意味で裏切られたマンガに出会えました。 母親がFXで貯金を溶かしてしまい、自殺。 その復讐心から、娘である主人公もFXの世界に飛び込む話。 めちゃくちゃおもしろい。 予想の斜めいく展開も、ちょっと狂気じみたキャラクターたちも、どこか闇深くて、本当に良い意味で裏切られる。 親父の文字通りタンス預金にまで手をつけるあたり、イッチャっている感じがグッド! そして、なによりFXによって資産が溶けていく演出がエグい。 見ていてこっちもヒリヒリします。 ここもスゴイので見どころです。 たぶん、書誌内容にある 『楽してお金儲けをしたいすべての人へ送る』 の本当の意味は、 『楽して稼げることなんてねーぞ』 って言いたいんだと思う。 それくらい、みんな生死をかけている。 萌え絵から闇オチのギャップがすごいので、ぜひご覧いただきたい。 投資は自己責任でお願いしたい所存です。