旧東京都豊島区椎名町四丁目――戦後の日本漫画界の礎となった手塚治虫や石ノ森章太郎、赤塚不二夫などの天才作家が住んだ「トキワ荘」。今なお、漫画史に燦然と輝く伝説の「トキワ荘」に当時、出入りしていたパロディ漫画の第一人者・長谷邦夫がSF風に描いたもうひとつの“トキワ荘体験”!
<著者紹介>57年、若木書房より『爆発5分前』でデビュー。その後曙出版で『生きていた幽霊』『死の空中戦』『人魚岬の待伏せ』『肉弾鬼部隊』『海戦!死の記録』『空中決戦記』『幽霊戦線』『戦艦大和の最後』『海底人間魚雷』『潜航三千キロ』『空母撃沈作戦』等と当時人気のあった戦記マンガの単行本を多数描くが、他に『くもの巣城』『神変魔剣』といった時代マンガも描いている。A5版貸本マンガでも青春もの野球ものなどと「現代忍者シリーズ」なども描く。67年フジオプロ創立と共にマネージ&アイディアブレーンとして参加し古谷三敏・高井研一郎らと『おそ松くん』『天才バカボン』の制作。70年代には「COM」ではじめた盗作シリーズ『バカ式』などを中心に多数のマンガ・パロディを描いた。『ニャロメの数学教室』などのプロデュースも多数ある。