【描き下ろし番外編5Pを新たに収録!!】彼は二度と会えるはずのない人だった――。大学4年の未春は高校教師になるのが夢。教員試験の採用通知を受け取ったその日、同じ教師を目指す大学の友達・優一に告白される。彼のことが気になっていた未春は内心嬉しく思う一方で、手放しに「YES」と言えないわけがあった。それは、2年前に亡くなった高校時代の同級生・陽大の存在。未春は彼のことが好きだった。けれど、陽大はもういない。わかってはいても簡単に吹っ切れない未春は、陽大のお墓を訪れ、問いかける。「私、どうしたらいい?」。その帰り、海岸沿いで見つけたのは…!【本作品は、「君と最後の夏をもう一度」第1~7巻を収録した電子特装版です】【恋するソワレ】
片桐有里25歳。求めるものは堅実な人生、そしてささやかな幸せ。降ってわいた祖父の遺産相続で、遺された古い劇場。困惑しつつ、婚約者の待つ部屋に帰ると、彼は忽然と消えていた……。途方に暮れる有里に借金取りが迫る。「連帯保証人として1000万円を返してください」。一体私が何をした!? そんなお金がどこにある? いや、あった。手元には相続した遺産の書類。一縷の望みをかけて向かった劇場には、ワケアリらしい元人気俳優の高城秀平と個性的な劇団員(!?)がいて――。劇場を売られたくない秀平たちの説得により、婚約者を捜すことにした有里だったが…!!!!?【恋するソワレ】