子供の頃から女の子みたいといじめられていた遥介。でも、そのおかげでいちばん大切な幼なじみの多津也に守ってもらえていた。大切な友人としての居場所を守るために多津也への恋心を隠していた遥介だが、多津也が新しい仕事をしてから嘘をつき始めて自分から離れてしまうのでは? と恐怖心でいっぱいになってしまう。多津也の嘘と仕事の秘密を知るため遥介は…。 表題作のほか番外編「その手を繋いで、もう一度」と、自分のことを好きだと思っている相手のことを、色々と空想してしまうサラリーマンのラブコメディ「妄想らばーず」を&コミックス版描きおろしコミックを収録。※電子版コミックス専用描きおろし短編コミック4Pつき
亡くなった祖父が祖母のために作った、行方不明のジュエリーを取り戻すために夜の街へ忍び込む生活を送っていた遊人。ある日、侵入したビルで警報器を鳴らしてしまい慌てて逃走するが、ビルの屋上から転落しそうになる。間一髪のところを警察官の松井に助けられ、見逃してもらうかわりに松井の情報屋になることに。警察官の松井と情報屋の遊人のスリリングラブストーリー! コミックス用描きおろしコミックにおまけページがついて大満足の1冊です。※電子版コミックス専用描きおろし短編コミック4Pつき
合コンの女の子の数合わせで呼ばれていた翠(男)を気に入って、友達として仲良くなった高瀬。知り合って数か月、そろそろ友達ではなく深い関係に進みたいと思っていた。そんなある日、街中で「男の娘メイドカフェ」のチラシを配っていた可愛い子が気になり、誘われるまま店に寄ることに。そこで案内係として現れたメイドは翠で、チラシを配っていたのは翠の弟の藍だった。高瀬が藍を好きになったと勘違いした翠は、藍を守るために「なんでもする」と言って高瀬の欲望に応えていく…。 表題作「ほんの出来心です」全四話に加え、翠の弟の藍を主役にした番外編を収録。コミックス版に後日談を描きおろしたおまけコミック、更に配信版限定描きおろしコミックを8ページプラスした特別版です。