空腹を満たすって、心を満たすとイコールか。と自分の中で再確認。 温かい物語に、ジーンとしました。 作ったご飯を、いつもいつも悲しい言葉で罵倒されてた主人公の波名。それでも笑顔で頑張ってたんだな、きっと。 結局、元旦那が他に女性がいる事で離婚に至ったわけだけど。。そりゃ、この結果になってホッとするよね。 その後、ある惣菜屋さんで働く潮さんと出会って。。 恋愛じゃない所がまたこの物語の良さ。 人と人との出会いが美味しい食べ物が自分達の立ち止まってた人生に光を差してくれる。 とっても素敵な作品でした。
美味しくて遅くまでやってるだけじゃなくて、さまざまな生きづらさに寄り添ってくれるお惣菜屋さん。 近所にあったら通ってしまうだろうなあ。人生相談もしちゃうかもしれないなあ。波名さんみたいにバイトで入るのもいいなあ。 結婚とか家族とか仕事とか美容とか、自分がこれでいいって決めたことでも予期せぬことがおこったり外野が余計なこと言ったり、人生ってままならない。 そんなときに美味しいご飯があって、あなたは頑張ってるよそのままでいいよって言ってくれる人がいてくれたら前を向けるはず。それって別に家族とか友達じゃなくて、他人でもいい。 自分の人生と重ね合わせてしまって、ほっこりほのぼの漫画とはとても思えないけれど、明日からがんばろ〜みたいな気持ちにはなる。 何があってもおなかすいてる自分に気づけたらなんとかなる。美味しいもの食べてみんながんばろうね。
子供の頃に天才テレビ君に出ていたハーフの女の子に恋をして、ハーフって良いな。絶対に得じゃんと思っていました。 ハーフで親が英語喋れるから、二カ国ご使えるとか無双じゃん。とか思ってた。 でも、ハーフの人の気持ちは考えたことがなかった。 多分日本はハーフにとって暮らしづらい。島国だし、BARで隣に座っている人にすら声をかけれられないコミュ障人種だから。 マイノリティなアイデンティティが上手に描かれています。
今まであまり見かけなかった、ハーフと呼ばれる人視点のお話。迫害というか、差別というのか、まあそういったことはたまにあるんだろうなぁとしか思ってなかった。 私は観光地近くの接客業でアルバイトをしていて、海外の人っぽい風貌のお客様は頻繁に来る。海外からの観光客は日本語が通じないことが結構あるので、そういう時はゆっくり話してみたり身振り手振りを使ってみたりして必死に伝えている(情けない事に英会話が出来ないので…)。でもごく稀に、日本人にしかできない独特の言い回しをナチュラルにする人が居るので本当に驚いてしまう。日本住まいが長いのかな、いっぱい勉強したのかな、外人さんなのにすごいなーなんて考えてしまう。 いま思い返せば、とても失礼なことだったかもしれない、その人たちは海外の人の血筋に生まれただけの、日本で生まれて日本で育った普通の日本人だったかも…今更ながら少し反省。 彼らに限らずの話ではありますが、あらゆる立場の人の事情を理解し、その人の視点に立って、よく考えながら思考や発言をしていきたいですね。そのためには、本作のような漫画は必要だと思います。長々とすみませんでした。
序盤のつかみは面白かった。 でもすぐに失速。 理由は大きく分けて三つ (1)画面整理が下手。 ごちゃごちゃしてて いつ、どこで、誰が、何してるのか ぱっと見判別つかない (2)キャラ多すぎ。 画面が整理できてない状態で ワラワラキャラを出されても・・・。 (3)怒りが生っぽすぎて昇華できてない。 なんていうか、『ハーフ』としてのモヤモヤや怒りが ”生”すぎて作品になじんでない感じ。 画面整理のできてなさや、キャラの多さで 失点してるところに 「昇華し切れてない生すぎる感情」を無理やり乗っけてるので ただただ興醒め。
たくさんの方に読んでほしい素晴らしい連載が始まりましたね! この日本で、国籍や人種が違う両親を持ち、いわゆる「ハーフ」として生きる女性を切実に描いた作品。 主人公は、母が日本人、父がフランス人(黒人)のハーフ(ミックス)の女性。 生まれも育ちも日本なのに、見た目はほとんど黒人なのでどこへ行っても「ガイジン」として扱われ、その度に心をエグられ、笑顔を顔に貼り付けて説明して笑って流すことで自分を守った。 おそらく、この感覚は当事者にならないとずっと分からない感覚だとは思う。 それでも、完全には分からなくとも、時間がかかったとしても知っていきたい。 具体的な数字を知っているわけではないけど、特定の職業や環境でもなければ日本は日常的に様々な見た目の人種と関わる機会は体感的に少ないように思う。 そして、人は見た目での印象が強いものなので、日常的に「ハーフ」と関わる機会がなければ一目見て「外国人」だと疑わないのかもしれない。 そういった無理解の大きな溝に、彼女らがいかに苦しめられ生きづらさを感じてきたのかが描かれた1話だった。 実際の感覚は分かりようがないにも関わらず、自分ごとのように感じて泣いてしまった。 ここから書くことは、この話で描かれてるものと同じものでは決してないんだけど、同様に「孤独」や「アイデンティティ」の揺れを感じた話です。 自分自身、日本人ではあるけど帰国子女で海外に10年ほどいた経験があって、日本で見た目も言葉も通じるけど「育ち」や「社会常識」が若干違うところで育っていたこともあって、会話で感じる違和感や感覚の違いで強烈に孤独を感じることがある。 先日、初対面の方と話す機会があって、簡単な世間話ではあったけど感覚的に分からない部分があって、少し掘り下げつつ話の前提を共有して詳しく話していた。 そこで、その人は「なんかあれですね、そこまで詳しく話さなきゃいけないことですか?なんとなくでよくないですか?」といったことを言っていた。 悪気なく発した言葉なんだろうけど、この人はずっと深く理解し合わなくても問題なく「普通」に暮らせたんだろうなと思って、そうではない自分に悲しくなった。 と、全く本編と関係ない体験が頭によぎってしまうほどにこの話は切実で響いた。 これから連載を追うのが楽しみで仕方がない。 http://to-ti.in/story/hanbun_kyodai01
※ネタバレを含むクチコミです。
空腹を満たすって、心を満たすとイコールか。と自分の中で再確認。 温かい物語に、ジーンとしました。 作ったご飯を、いつもいつも悲しい言葉で罵倒されてた主人公の波名。それでも笑顔で頑張ってたんだな、きっと。 結局、元旦那が他に女性がいる事で離婚に至ったわけだけど。。そりゃ、この結果になってホッとするよね。 その後、ある惣菜屋さんで働く潮さんと出会って。。 恋愛じゃない所がまたこの物語の良さ。 人と人との出会いが美味しい食べ物が自分達の立ち止まってた人生に光を差してくれる。 とっても素敵な作品でした。