地味で真面目なOL坪井亜莉沙のあだ名は「局さん」。男性恐怖症の彼女は、男性が近づくのを避けるため、周囲には遠距離恋愛中の彼がいると嘘をついている。ある日、残業をしている亜莉沙の前に、不躾で強引な男が現れた。初対面なのに、彼女が「局」と呼ばれていることを知っていたその男は、転勤で東京にやってきた企画営業部長で、副社長の息子。彼は亜莉沙を「恋愛遺伝子欠乏症」と決めつけ、お互いのメリットのために自分の恋人のふりをしろと迫る…。【同名の蜜夢文庫「恋愛遺伝子欠乏症 特効薬は御曹司!?」をコミカライズ!】
「忘れたのか?君の所有者は俺だ」とある喫茶店で働いている由佳(ゆか)には楽しみがある。それはいつも決まった時間に来店してくる彼、キョウさんに会える事。とある事がきっかけで久しくなり、毎日の一時の時間だけど、それはとても大切な時間になっていた。だけどある日、由佳の父親が借金を抱える事になる。しかもそれは闇金からの借り入れだった…。始まる日々の過剰な取り立てに疲弊する中、ある日目の前に表れたのはあの「キョウさん」だったのだけど、その雰囲気はお店に来てくれていたキョウさんとは違くて、借金取りからは「若」と呼ばれていた…。「若」ってもしかしてキョウさんは本当はヤクザだったの?あの優しい笑顔は偽物だったの?あなたの本当の素顔はどこにあるの…?