昨年映画をみて、GWの長期休暇中に原作も再読したところに、このコミカライズと出会う・・・絶賛『燃えよ剣』に絡め取られております。 が、どのメディアでも土方は格好良くて、シビレてます。 内容については、原作が有名だし、新選組の副長「土方歳三」も有名だし、ある程度認知はあるかなと思うのですが・・・ あえて本作の魅力を上げるとすれば(1巻時点ですが)、『燃えよ剣』の土方歳三を忠実に再現していること。 原作ファンも十分楽しめる点だと思います。 私的に『燃えよ剣』の土方歳三の魅力は、怜悧冷徹な鬼の副長、戦術の鬼才としての名参謀的な面だけでなく、根っからの「喧嘩師」としての側面が魅力だと思っているんですよね。 駆け引きとかではなく、拳と拳、意地と意地。 身分制度から武士になれない、何ももたない人間だからこそ、戦って勝つことだけに自分を見出した喧嘩一本の生き様。 最初から最期まで、対人だけでなく、それこそ国に対しても喧嘩している感じ。 これが格好いいんすよね。 本作は、そんな土方の満たされない、腹に煮え切らない何かをもって泥臭く戦う様がありありと描かれていて、原作ファンとしてはたまらなかったです。 原作ファンも、土方ファンも、ぜひご一読してみてください。 余談ですが、降伏して明治政府の新体制で獅子奮迅の活躍をした人間よりも、降伏せず最期まで抵抗した土方歳三みたいな人間にロマンを感じるのは、不思議なものですね。 実際に、現場にいたら「めんどくせーやつだなー」とか言っちゃいそうなのに、歴史だと格好いい。 やはり人間は成したものと同じくらい生き様に惚れるのでしょうね。
華族の幸乃助と、処刑人の洞門沙夜の恋を中心に、移り変わりゆく明治の世を描いている漫画です。 途中から、海外編になってしまって、一体このマンガはどこに向かっているのだろう・・・と思いましたが、舞台はまた日本に戻ってきました。 2人の恋は悲劇で終わってしまうのか、ラストの展開が気になります。
明治初期。 華族という何不自由ない恵まれた身分の主人公には、EDという致命的な欠点があった。 ある日、ひょんなことから首切りの女処刑人を見て、男としての本能に目覚めて・・・という話。 1話WEBで読んで、この女処刑人に対する倒錯的な性指向と、華族という身分をどう調理させていくのか期待があった。 1巻読んでの感想は、その女処刑人の関係よりも吉原でハッスルしているシーンが多くてたまげた。 次回予告には、岩倉使節団にいくとかいう。 ・・・もう、どういうことなの? 女処刑人の姿にオスとしての目覚め→吉原で解放→そして世界へ? ということなのかね。チンギスハン的な。 もうどう転ぶの逆に楽しみになってきました。2巻も期待大です。
いや〜エロス&タナトス!っていう感じで最高だった!!主人公は何もかも恵まれている家族の跡取り息子だけど、唯一抱えている欠点が「一度も勃ったことがない」こと。だがある日、主人公は処刑を担う一族の跡取り娘・沙夜が首を跳ねる姿を見て初めて兆し…というあらすじ。 チョビ髭が似合う渋い兄(妾の子)が、主人公のことを心配して手を尽くしている様子が印象的だった。妾の子と正妻の子がきちんと兄弟関係を築いていて、同じ食卓を囲んでいるのが面白い。 **董卓のように場所問わずヤりまくりのお兄ちゃんといい、少年のような凛とした面差しの沙夜といい、キャラのビジュアルがすごくいい作品だなと思う。** 処刑(と処刑人の女)に興奮するところまでは想像どおりだったけど、このあと一体どう進んでいくのか楽しみ…! 【第1話】 https://comic-days.com/episode/10834108156703305429
昨年映画をみて、GWの長期休暇中に原作も再読したところに、このコミカライズと出会う・・・絶賛『燃えよ剣』に絡め取られております。 が、どのメディアでも土方は格好良くて、シビレてます。 内容については、原作が有名だし、新選組の副長「土方歳三」も有名だし、ある程度認知はあるかなと思うのですが・・・ あえて本作の魅力を上げるとすれば(1巻時点ですが)、『燃えよ剣』の土方歳三を忠実に再現していること。 原作ファンも十分楽しめる点だと思います。 私的に『燃えよ剣』の土方歳三の魅力は、怜悧冷徹な鬼の副長、戦術の鬼才としての名参謀的な面だけでなく、根っからの「喧嘩師」としての側面が魅力だと思っているんですよね。 駆け引きとかではなく、拳と拳、意地と意地。 身分制度から武士になれない、何ももたない人間だからこそ、戦って勝つことだけに自分を見出した喧嘩一本の生き様。 最初から最期まで、対人だけでなく、それこそ国に対しても喧嘩している感じ。 これが格好いいんすよね。 本作は、そんな土方の満たされない、腹に煮え切らない何かをもって泥臭く戦う様がありありと描かれていて、原作ファンとしてはたまらなかったです。 原作ファンも、土方ファンも、ぜひご一読してみてください。 余談ですが、降伏して明治政府の新体制で獅子奮迅の活躍をした人間よりも、降伏せず最期まで抵抗した土方歳三みたいな人間にロマンを感じるのは、不思議なものですね。 実際に、現場にいたら「めんどくせーやつだなー」とか言っちゃいそうなのに、歴史だと格好いい。 やはり人間は成したものと同じくらい生き様に惚れるのでしょうね。