超科学文明崩壊後の世界で、なんでも可能にする万能物質を巡る少女の戦いを描いたSF。一般的なSF作品よりもオリジナル色がだいぶ強く、「オートマトン」「コマンド」などコンピュータープログラムの用語が多く登場する。ITに慣れてる人ならイメージしやすい世界観かと。絵柄も内容も、ややマニアックではあるが、機械や人間の魂の存在を問いかけるようなテーマで、とても優しくて心あたたまる物語だった。あとがきで知ったのは、この本は自費出版作品で東日本大震災をきっかけに、7年以上もの歳月を費やして描かれた作品とのこと。そういう意味では、あとがき文を先頭に載せておいた方が良かったのでは。作品に込められた想いや背景を知ってから読んだ方が、より素直に物語に入り込めてただろうし、感動も多くなると思うからだ。
超科学文明崩壊後の世界で、なんでも可能にする万能物質を巡る少女の戦いを描いたSF。一般的なSF作品よりもオリジナル色がだいぶ強く、「オートマトン」「コマンド」などコンピュータープログラムの用語が多く登場する。ITに慣れてる人ならイメージしやすい世界観かと。絵柄も内容も、ややマニアックではあるが、機械や人間の魂の存在を問いかけるようなテーマで、とても優しくて心あたたまる物語だった。あとがきで知ったのは、この本は自費出版作品で東日本大震災をきっかけに、7年以上もの歳月を費やして描かれた作品とのこと。そういう意味では、あとがき文を先頭に載せておいた方が良かったのでは。作品に込められた想いや背景を知ってから読んだ方が、より素直に物語に入り込めてただろうし、感動も多くなると思うからだ。