・読んだ直後に思ったこと 滝沢解/川崎三枝子のコンビの割にはちょっと普通だった。極悪美女軍団 卍ぐらいのを期待していた ・特に好きなところは? 下水で死体で作った筏に全裸で乗って笑いながら去っていくところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! こういう劇画の悪党警察官の悪党っぷりの表現はすごい。今だったらアウトになりそう
※ネタバレを含むクチコミです。
15歳で母親の恋人に暴行され、その男を殺してしまったことにより、悲運で過酷な人生を歩むことになってしまう純子。女性なら誰もが夢見る結婚も諦めて、情婦として生きていきます。道徳的には決して許されないことに手を染めている純子だとは言え、その中に女性としての愛らしさや優しさを垣間見ることができ、心の奥深くでは女性としての幸せを望んでいることがひしひしと伝わってくるので、本当に切なくなってしまいました。純子が妹のように可愛がっていたツネ子も情婦でありながらとてもけなげで可愛い女の子。それなのに彼女も悲しい人生を歩むことを強いられる場面に運命の不条理さを感じました。 「漫画という創作の話なのだから、そこまで感情移入することもないのに」と自分自身に可笑しくもなりましたが、やはり同じ女性としてやりきれない気持ちになったのは、作者の漫画家としての手腕の成すところでしょう。これまでたくさんの漫画を読んできましたが、その中でも心に残る作品の一つになりました。
上海の蛇使いの女性ジゼルが、運命に翻弄されつつ生き抜くお話。祖母も母親も日本人に痛めつけられ、彼女は復讐のために来日します。 絵に迫力があって、有無を言わさぬ説得力があります。上海の闇深い裏社会の怖さ、男たちの嫌らしく残酷な感じがびしびし伝わってきます。蛇とジゼルが絡まりあうシーンは、怖いけれど美しく妖艶。
・読んだ直後に思ったこと 滝沢解/川崎三枝子のコンビの割にはちょっと普通だった。極悪美女軍団 卍ぐらいのを期待していた ・特に好きなところは? 下水で死体で作った筏に全裸で乗って笑いながら去っていくところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! こういう劇画の悪党警察官の悪党っぷりの表現はすごい。今だったらアウトになりそう