お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。
連載開始時期が古く既刊も多いのに、まだストーリーが完結していない、未読者が読んでハマれば「続刊が待てない病」にきっと陥る漫画のひとつ「ガラスの仮面」。 綾小路くんがガラケーを使って驚いたのも、真澄さんがスマートフォンを使っていて驚いたのも、今は昔。 コミックス最新刊が出てる!とウキウキ読んだのはいつだったかと調べたら、新刊は49巻発売の2012年で止まっていた。 スターウォーズを「Episode1から順に見たいから、完結するまで待つんだ」と言っていた人の夢は、巨大資本を持つ会社のおかげで叶ったけど、「ガラスの仮面」にもそういう事態が起こるか分からないので、興味を持った方は完結を待たずに、ぜひ読んでほしい。 ああ、生きているうちに、紅天女編だけでも終わらないものか。 ちなみに「ガラスの仮面」が好きな方には、歌劇漫画「かげきしょうじょ!」もおすすめ。
※ネタバレを含むクチコミです。
少女漫画を初めて読んだが、こんなすごい作品に出会うまでにどれだけの時間を費やしたのか。まだまだこの世には知らない世界があるのだと思い知らされた。少なくとも二人の王女までは文句の付けようがない。主人公の演劇にかける狂気のその先を見てみたいが、見られる日が来るのか。もう見られないだろうなと思いつつも見られなくてもこの面白さなら許せてしまう。そんな自分に笑ってしまう。 お気に入りポイントは作中で何度も用いられている白目の技法。主人公北島マヤの天才性をどう読者に伝えるのかが重要だと思っているが、それを見事に表現できているのではないだろうか。アニメではなく漫画をお勧めしたい。 ライバルである姫川亜弓は屈指の人気キャラである。姫川亜弓が主人公と出会ってどう成長していくのかもガラスの仮面の魅力の一つとなっている。
芝居に対する狂気。執着と熱意。 普通の少女だった北島マヤは、お芝居のチケット1枚を手に入れるためにボロボロになるまで働き、冬の海に飛び込みます。その狂気に満ちた姿に周囲は恐怖さえ感じます。この物語は、可愛らしい少女漫画ではなく、迫力満点のガチンコ物語なのです。 やがてマヤは月影先生のもとで演劇の修行をはじめ、その天才っぷりを発揮していきます。ライバルとの戦いや自身の葛藤などが劇中劇とリンクしていきます。 この劇中劇の迫力もこの漫画の魅力です。 なお、紅天女の争奪戦は1976年の連載開始から長年のテーマですが、2020年現在いまだに決着がつきません。
漫画も実写も大好きでした。才能ってすごい。演技に自分もチャレンジしてみたくなる話。
ザ・昭和の少女漫画という絵柄で抵抗のある方は多いかと思います、私もそうでした。 しかし、騙されたと思って一巻だけでも読んでください。まるでジェットコースターのように息つく間もなく次々と問題が起こりまくって物語に引き込まれます。 少女漫画というよりスポ根漫画と言った方がしっくりきます。 ド根性系の人間ドラマが面白いからこそ、恋愛も盛り上がるんです。 男性も読んでください、ドラゴンボールや明日のジョーに匹敵するワクワクが待ち構えています。 華やかな少女が華やかな演劇の世界で血反吐を吐いて戦うストーリーで思わずウォォッと叫んでしまいそうになりますよ。 漫画好きなら読まないと損なくらいの名作です。 とにかく、とにかく読んでください!お願いします!
少女漫画とか思わせて、スポ根漫画もびっくりの特訓を行う主人公とそのライバル達。特にマヤの演劇が好きという狂気には圧倒させられる。
ガラスの仮面って月影先生の「恐ろしい子」って台詞があまりにも有名で、ガラスの仮面を読んでなくても、パロディでよく使われてるから有名ですよね。 でも、私が1番すごいと思ったセリフは北島マヤの「こんにちは、わたし」というセリフです。役者としての技術も未熟で、バレエなどの下地もない彼女は、それらを持つ姫川亜弓に憧れていますが、その姫川亜弓が嫉妬するレベルで忘我し役になりきる北島マヤの天才性を端的に表しているセリフ・シーンだからです。役の仮面を脱ぎ捨て「こんにちは、わたし」と鏡に映る自分に対して言い放つ姿はまさに狂気ですし、「恐ろしい子」です。 この漫画の魅力のひとつに北島マヤと姫川亜弓の立場の逆転があると思います。物語の序盤は天才として扱われた姫川亜弓も今は努力の人として定着し、役者としての未熟さを笑われていた北島マヤは無二の才能で他者を圧倒する恐ろしい子になっていきます。最近では、主人公の北島マヤよりも姫川亜弓を応援したくなることもしばしば。姫川亜弓の「ガラスの仮面をつけているのは、わたし」というセリフなんか泣いてしまいます。 紅天女を演じるのは誰になるんでしょうか。気になりますね。この物語の終わりをわたしは読みたくてしょうがないです。
お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。