菅野美穂と江口洋介が出演してる映画がすごく良くて、ずっと記憶に残ってたので原作を読んでみました。西原理恵子の故郷の高知の漁村が舞台になってるのかな〜って感じの、生まれた境遇とか男に振り回されて散々な目にあっても明るく生きようとする女性たちの話です。主人公は村に一軒しかないパーマ屋「野ばら」を母親と一緒に営んでる女の人。その人も故郷を離れて暮らしてたけど娘を連れて帰ってきた訳アリで、今は「こんなおばさんになっても恋をさせてくれるあの人」に夢中…。 映画の方がストーリーの見せ方が丁寧なので、映画を先に観てから原作の情緒と下品の応酬を楽しむのがオススメです。どちらでも主人公の友達のラストのセリフが印象的。映画では小池栄子が演じてたなぁ…。原作にしかない破天荒な部分での定食屋の女将がマグロをさばくついでに旦那を刺したって話が面白かった。西原理恵子の絵だと何でも笑って読めるからいい。
西原さんの代表的なコミックのひとつです。西原さん自身の子育ての日々のなかでのあれこれが面白おかしく描写されていて思わず笑いがあふれる内容になっています。自分自身が子育てのストレスでイライラしているときなどに、この漫画を読むことでかなりすっきりすることができ、また子育てを頑張ろうというファイトが出てきます。西原さんの、明るく前向きなキャラクターがそのままこの漫画のなかに折り込まれていて読み終わった後、楽しい気分になれます。
西原さんのファンではないけど、この本はちょっと良かったな。 素直でまっすぐな女の子は応援したくなる。赤裸々に描きすぎててちょっと切なくなるくらいだけど、ちょうど良い。励まされる。
色彩豊かで本当に素敵な作品です。 いけちゃんは、子供の頃はいつもそばにいてくれて、ぼくの弱いところを助けてくれたり、頭を噛んで怒ってくれたり、お父さんが亡くなったときは『早く大人にならなきゃならない子どもがいるんだよ。』と言ってくれたり、・・・。 『きみはね、よわむしで つよむしで いじわるで やさしいの それで かっこつけむし』この言葉好き。 大人になるにつれていけちゃんにはなかなかあえなくなってくるけど、成長した証拠。 読む人によって、響くところが、違う作品です。 そして、最後は・・・。
ルポしてきたことを、面白おかしく書く(描く)ということは非常に難しいです。私も昔は取材記者をしていましたからわかりますが、まずそうそう良いネタには出くわさない。そこをうまく書くのが至難の業。…なのに、このルポ漫画は、一話あたりたった数ページでどうしてここまで面白く描けるかな。おそらく、もんじゅに行っても、事故で怒られ過ぎた係員が訳のわからないことを呪文のように繰り返したり、大学の人がセシウムを素手でさわらせる、なんてことはないはず。この場の雰囲気でこれをやったらヤバイだとか、この人がとんでもない行動にでるととてつもなくヘン、といったことを違和感なく漫画にしていて、そんな訳ねーだろと思っても勢いでついつい読んでしまう。この著者はやっぱり踏んで来た修羅場の数と持って生まれた感性が我ら凡人とは違いますよ。こんな表現力が昔の私にあったらな。エンターテインメントというのはこういうことなんだな、と今さらながら感心してしまいます。ってギャグ漫画を読んで思うことでもないかな。
主婦の日常を描いた『毎日かあさん』や、とことん身体を張った『まあじゃんほうろうき』など、体験記もので名を売っている西原理恵子だけれども、実は抒情詩の天才である。過度にデフォルメ化された雑な線画に抒情の溢れんばかりにトーンをはみ出せば不思議とそのコマのなかに詩的空間が生まれる。おそらくこれは誰にも真似のできない芸当だろう、西原は決して絵が下手なのではなく、誰にも真似のできない巧さを持っている、その真似のできなさを人は下手と言うのである。
菅野美穂と江口洋介が出演してる映画がすごく良くて、ずっと記憶に残ってたので原作を読んでみました。西原理恵子の故郷の高知の漁村が舞台になってるのかな〜って感じの、生まれた境遇とか男に振り回されて散々な目にあっても明るく生きようとする女性たちの話です。主人公は村に一軒しかないパーマ屋「野ばら」を母親と一緒に営んでる女の人。その人も故郷を離れて暮らしてたけど娘を連れて帰ってきた訳アリで、今は「こんなおばさんになっても恋をさせてくれるあの人」に夢中…。 映画の方がストーリーの見せ方が丁寧なので、映画を先に観てから原作の情緒と下品の応酬を楽しむのがオススメです。どちらでも主人公の友達のラストのセリフが印象的。映画では小池栄子が演じてたなぁ…。原作にしかない破天荒な部分での定食屋の女将がマグロをさばくついでに旦那を刺したって話が面白かった。西原理恵子の絵だと何でも笑って読めるからいい。