恋を知らない私が好きになった人、それはお姉ちゃんの恋人でした――。好きになった誰かのために一喜一憂する事なんて、自分にはないと思ってた。あの人に出会うまでは…。その手は姉にどんな風に触れるのですか? その口は姉にどんな言葉をかけるのですか? その瞳は何を見て微笑むのですか? 苦手だった煙草の煙にさえも今ではとても好き、その香りがする度に私の胸は痛く締め付けられる。
「何があっても、ずっと傍にいるよ」私の名前は小野塚怜。彼女の名前は蓮城陽菜。彼女は目が見えない。彼女が光を失った原因、それは…全て私にあるんだ…――。親友の陽菜と出会ったのは中学三年生の時。ほんの些細な事をきっかけに、私と彼女は一番の仲良しの友達になった。陽菜と話すのは他の誰といる時も楽しかった。そして、ずっとこんな日が続くと思っていた。そう…少しずつ歪みが生じている事にも気づかずに…――。
女の子が一度は憧れる職業・アイドル。忙しくもキラキラした世界にいる人気者の彼女達。でも、もちろんステージやカメラのない時間だってあるわけで、そんな時は女子力なんて意識せず思いっきり油断しちゃったりしてるのです。歌って踊って飛んだり跳ねたりして…ない彼女達のなんでもないようで大切なひと時。ちょっとのぞいてみませんか?