シャドーハウスの作者さんの前作らしい。 ほのぼのとしてかわいらしい作画の中に、影のようにずーっと気持ち悪い違和感がある。 家出した黒猫のクロが帰ってきたけどなんか違う・・・だけどそれを認めたら一人ぼってになってしまうから、見て見ぬふりをしているココ。 クロはいったい何になってしまったのだろうか。 奇妙な日常が続いて、ココの笑顔が絶えませんように
表情がなく、感情の起伏で身体から「すす」が出る貴族、シャドーハウス。 不思議な雰囲気と重厚な「何かある不気味さ」がある世界設定だけど、生き人形エミリコの底抜けに明るく真面目な性格で明るく明るく描かれる。 カラー版ならではの色彩と、遠近感や物の質感がわかりやすいところはとても良いけど、モノクロ版の良さというものもよくわかるという不思議な作品。 これはこれで唯一無二なのではないだろうか。
かわいさと不気味さのバランス感覚がすごくて なんとも絶妙な読み味になってるんですが 作品を包んでる装丁が魅力に拍車をかけてます。 カバーをめくってゾクッとしたのは久しぶり。 読んだ人なら「あっ!あーっ…!!」ってなること請け負い。 これは是非味わって欲しい…。 箔押しの題字やカラー挿画もめちゃくちゃきれいで 今のところ今年イチの装丁の作品です。 紙でこそ楽しめる遊びが詰まってます。 と言わせておいて電子書籍でカラー版を出すマーケティング。 隙がなさすぎる(両方買った)
登場人物の会話や行動の可愛らしさと、謎の多い世界観や”顔のない”シャドー一族の造形とのギャップが凄まじい。だがそれがいい。果たしてこれはファンタジーなのかミステリーなのか、もしかしたら異類と暮らす日常系に近い作品なのかもしれない、それくらいまだまだ先の展開は読めない。 電書はモノクロ版とフルカラー版の2種類を販売というのも面白い試み。購入したフルカラー版は着色によって明暗が強調されていて、ページ全体から作中世界の雰囲気が感じ取れる。試し読みでモノクロ版も読んでみたけど、こちらはシャドー一族のベタ塗りでの黒さが異様に際立ってて、別の意味の不気味さがある。正直モノクロ版も別で買ってもいいかなと思う程度にはそれぞれに良さがある。 1巻まで読了。
シャドーハウスの作者さんの前作らしい。 ほのぼのとしてかわいらしい作画の中に、影のようにずーっと気持ち悪い違和感がある。 家出した黒猫のクロが帰ってきたけどなんか違う・・・だけどそれを認めたら一人ぼってになってしまうから、見て見ぬふりをしているココ。 クロはいったい何になってしまったのだろうか。 奇妙な日常が続いて、ココの笑顔が絶えませんように