異常なまでの物に対する執着と変態じみた趣味のせいで、妻と別居中の35歳の玉川銀平は、10年間のサラリーマン生活の後、古物商・まぼろし堂を営む。そんなある朝、ダッチワイフを抱きながら朝風呂を楽しんでいる銀平を、いきなりカメラで撮る女性・高遠茅里が現れ、変わり者の銀平をモデルにした小説を書きたいと言い出すが…!?
桜井章一、人は彼のことを「伝説の雀鬼」と呼ぶ。それは桜井が、牌を握った日から一度たりとも負けたことがないからである。