「ご主人(彼)の幸せをただひたすら想うこの気持ちをなんていうのだろう」彼の首筋を舐め、覆い被さり、服に手をかけはだけさせる…あとは肌を触れ合わせて温もりを感じること。これが人間の愛情表現なんだと知った。だけど、自分がご主人に同じことをしても全然伝わらない。何故なら、自分は猫だから。人間の男がご主人へ与えてあげられる快感と同じものを与えてあげることが出来ない。自分の愛撫は彼にとってじゃれ合いでしかない…。もどかしい。だけれど、それでもいい、ご主人が幸せであることだけを願い続けている、そんな猫の話。
「(自慰の)指導をして頂けるならよろこんで!」お互いのものをヌキあうのを条件に始まった性欲処理関係。緩急をつけて擦る自分以外の手の温もり…与えられる快楽に溺れていき…。閉鎖された空間に取り残された二人。感情豊かなジョンと感情を持たない人種であるユーリは、互いの気持ちが理解しにくく、ぶつかり合う日々。しかし、チャーリーという鼠の友達や、エアホッケーなどで遊ぶうちにお互いのことを理解し合い、いつしかその感情は友達以上のものとなっていた…。そんな中、二人を引き裂く事件が起こり―…!?