感想
ヒプマイのコミカライズをしていた作者さんで、絵はきれいでカラーも鮮やかですごく上手い。ストーリーは事件発生→解決まであまり心が揺さぶられる展開がなく、絵は上手いのでうまいこと話を盛り上げればもっと人気出そうなのでもったいない印象。
梓世那岐は悪名高い不良高校に転入した。家庭に問題を抱え、一人で生きてきた。そんな梓世の前に〈ユーレイさん〉が現れる。護身用にカッターナイフを持ち歩く梓世に「代わりにオレが守ってあげる」と幽霊は手を差し伸べる。これは本物の友情か、それとも――? 幽霊と不良のスリリングな友情を描く学園ファンタジー!!
幽霊と不良コンビの学園ファンタジー。と聞くと軽そうな話に思えるが、基本テーマは〈いじめ問題〉なんだと思う。いじめられる側はもちろんのこと、いじめる側にも抱えている悩みがあるようで…そこに悪霊が色々吹き込むもんだから、余計ややこしい展開になる。また手助けしてくれる幽霊さんにも、まだまだ秘密にしてることがありそうで、続きが気になるわ!