ツマさんがとにかく明るくて、そこに救われる。
重くなりすぎないように、あえて可愛らしい絵と淡々と進む状況説明ですが、大変だったこともポップに描いてあり読みやすいです。誰にでもありえる、考えさせられる話だと思いました。
いつか役に立つかもしれない、そのときに私もこうありたいと思いました。
きっと元気な時の旦那さんは作者にとても魅力的で優しい人だったのだろう。旦那さんへの愛が伝わってきます。

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推しは目覚めないダンナ様です

こんなの泣いちゃうよ

推しは目覚めないダンナ様です そら
六文銭
六文銭

結婚して10年以上経った仲良し夫婦。 ある夜中、夫が急に心肺停止し、一命はとりとめたが、いわゆる植物状態になってしまう。 その病院生活を描いた作品。 もうね、泣きますよ。奥さんの愛情の深さに。 温かい絵柄とマッチして、もうボロボロです。 意思疎通もロクにできない旦那さんのために病院に通い、世話をするだけでも並大抵のことではないと思うんです。 しかも、この奥さんの場合、植物状態の旦那さんのちょっとした変化、例えばちょっと動いたとか、あくびしたとかですごい喜んだりして。 「推し」と表現して大事に慈しんでいる。 愛した人の変わり果てた姿に、そうでもしないとやっていられないのかもしれませんが、見捨てたり、自身の辛さを嘆いたりせず この気丈とも言える姿に私感動しっぱなしですよ。 「ただ毎日一緒にいたい」から側にいる。 そのピュアな思いに、これが本当の愛なのかなぁとか思ってしまった。 家に帰れば、寂しくなり泣いてしまうのも、またリアル。 まじりっけなしのノンフィクションなので、2巻現在で奇跡なんて起きませんが、どうか末永くお二人が一緒に過ごせることを祈っています。

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