百田稜助のホラーファンタジー
『カクレミ』百田稜助先生の新作読切。(その後『きょうせいキノコ』も描かれてますがまだ『カクレミ』の人と言っちゃう。) 読む度に新しい表現に挑戦されていてそれがばっちりキマってるのが本当にすごい…! 今回の作画は、線の太さやタッチのラフさに芥見下々を、構図やキャラの見せ方に龍幸伸のスピリッツをメチャクチャ感じました。 ストーリーはかなり攻めてて全然説明しないというか…読者を楽しませるエンタメではなく、見せたい場面を描いて繋げた映像作品のような仕上がりで、理解が難しい所がいくつかありました。 でも逆に言えば ・爆高い画力 ・超かっこいい演出 ・個性が立ってるキャラ だけで引き込まれて読まされてしまうすごい作品で、従来の少年マンガだったらここまでストーリーにエンタメ性が欠ける挑戦的な作品は載せられなかっただろうと考えると、ジャンププラスのありがたみを感じます。 今後百田先生がどんな作風を確立して連載を描くのか今から本当に楽しみです! (▼百田稜助『幽霊いない』より。かっこよすぎる見開き)